岳南電車最終駅であります江尾駅に岳南電車初のユニバーサルトイレが設置され、13日に開所式が執り行われたので,地元議員でもあり来賓として出席してきました。あいにくの雨となってしまっての開所式ではありましたがユニバーサルトイレ設置は今まで、暗く、汚いイメージがあったトイレがきれいに広く、明るくなり地域住民としても、利用促進に取り組む沿線議員としてもありがたいことであります。
私も岳南電車は子供のころより慣れ親しんだ地域のローカル鉄道であります。現在は、通学、通勤としての地域の足はもとより富士市の観光、また富士市のPRにも一役も二役も担って頂いている地域にとっても、富士市にとっても重要な社会インフラでもあります。しかしながら、公共交通の利用者は減少傾向であり、岳南電車においても大変苦しい状況はあります。さらにコロナ禍となり、公共交通としての岳南電車も大変な打撃を受けています。特に市外や外国の方の利用は激減していると思いますが、富士市の皆様が遠くに行けない分、市でも岳南電車を利用して地域の魅力を発見してもらうことが進められています。
近年、江尾駅は岳南電車の最終駅でありますが、利用者の環境整備としてトイレがきれいになることは求められてきたことで国、市、事業者が事業費1200万円を三分の一づつ負担しあい今回のユニバーサルトイレの設置がされました。岳南電車10駅中、初めてユニバーサルトイレでもあり、男子トイレ小2大1、女子トイレ2、多目的トイレ1、ユニバーサルシート、オストメイト用流し、ベビーチアが完備された立派なトイレであります。岳南電車利用者はもちろんですが、夜景電車や岳南電車祭り等江尾駅を利用しての様々なイベントも行われている中では地域の人以外にも多くの人に喜ばれることであると思っています。
今後、江尾駅での環境整備だけではなく、他の駅でもさらなる環境整備は求められるところですが、地域、行政、岳南電車が一緒になって取り組むことが大切であると思っています。大変な時期ではありますが、各地域においてさらなる盛り上がりに期待したいと思います。