各新聞において大変良いニュースがありました。2月5日の市長定例記者会見において、国指定史跡「浅間古墳」の地下に構造物の存在が確認され、それが同古墳の埋蔵施設である可能性が高いと発表された事です。
私も浅間古墳については地域議員としても取り組んでいる事であり、昨年10月に地中レーダーによる調査の結果は大変気には成っていた事でもありましたので、発表後に文化振興課に行って調査報告を聞いてきました。報告では、後方部墳頂の深さ2~2,5m程度において「隅丸長方形で長辺9,5m短片6、8mの範囲で幅1~3m程度の構造物に囲まれた埋蔵物であることが調査所見として指摘されたとの事です。発見された箇所は一般的に埋葬施設が作られる古墳主軸に直行する場所であり、反応の強さから竪穴式石室の可能性がかなり高いと言えます。従来の説では同古墳は削平などで埋葬施設は残っていないとされていましたが、今回の調査結果から埋葬施設が残っている可能性が高まりました。
いずれにしても今回の調査結果は浅間古墳のもつ歴史的重要性を更に高める結果であることは間違いありません。
来年度以降、私が議会で求めてきた文化財保存活用計画の策定や3Dによる浅間古墳測量調査も進められるようですので更なる期待は高まります。