自衛隊との緊密な関係構築を

富岳自衛隊交流会総会が富士市長をはじめ各議員が参加する中で盛大に開催されました。
総会後の記念講話としては、富士学校長、陸将武内誠一氏の「防衛講話」でした。

講演前の来賓挨拶で富士市長は、集団的自衛権については国の安全保障を進める上でも、関心をもち、このような場においても議論して頂きたい事であるとし、災害時においての防災協定はもとより、市議の時から要望していた、防災監の採用については近隣の状況を踏まえ検討したい事であるとしていました。私も集団的自衛権の行使を含め防衛と言う事の大きな転換期であると感じます。基本は、戦争という同じ過ちは2度と侵さない事は当然の事であります。戦後70年近く経ち世界の情勢や環境が変わってきた中での安全保障は考えなければいけない時は来ていると思っています。

防衛講話では、日本版NSCが発足し、NSS(国家安全保障戦略)、防衛大綱、中期防が策定され組織の変更や新たな施策が取り組まれての防衛体制や大規模災害時の対応について話してくれました。あらためて、自衛隊の皆様が国民の命を、財産を守り、国を守る役割を担っている事を実感させて頂きました。
懇親会の雑談の中にもありましたが、自治体での災害時に要請があった時の対応は、平等が原則ですが、日頃の付き合いでは動きに差があるのは事実です。自衛隊と緊密な関係である自治体ほど災害時には入りやすく、動きやすい状況はあり得るとの事でした。私も行政に携わる身としては、せっかくのチャンスであり、より緊密な関係の構築として、災害時の時に派遣する第34普通科連隊長中本板妻駐屯指令としっかりと話をさせて頂きました。

大規模災害時においてはどの自治体においても救援は求めます。その中でも、少しでも早く対応して行く為には、防災監の採用や自衛隊と日頃よりの緊密な関係は必要な事であると思っています。
その意味では、市長の挨拶では防災監の検討としていましたが、ぜひ、前向きに取り組む1年であってもらいたいと自衛隊の就職支援を進める富士地域事務所所長も願っていました。