私の住む処から近くにある沼津市にあった東海大学が沼津市に無償譲渡されたことに伴い、静岡県が学校をリノベーションして設置した先端農業推進拠点のAOI-PARCを視察してきました。
AOI-PARCとはちょっと聞きなれないネーミングですが正式には、Agri Open Innovation 、Practical and Applied Research Center(アグリ・オープンイノベーション拠点)です。
農業の変革期を迎える中で、静岡県の農業の生産性を革新する様々な先端農業プロジェクトとしてアオイ(AOI)プロジェクトがあります。このAOIプロジェクトでの農・食・健の研究開発を行う拠点施設がAOI-PARCですが、産(先端農業に取組む企業)、学(慶應義塾大学、理化学研究所など)、官(県農林技術研究所)、金(金融機関)・農商工の連携を一体化させるプラットフォームとしてAOIフォーラムが設置されてますが、運営をAOI機構が担っていました。
今回の視察についてはAOI機構の岩城専務理事が対応してくれましたが、昨年の8月に施設が開所以来、注目を浴びており3月31日までに1228人・132団体が視察に訪れているそうで、現時点では私たちの視察も含めれば1300人を超えているとの事でした。
ちなみに、AOI機構が4月17日に設立されたので、私達が1周年に視察してくれたことは何かの縁を感じるとの事で富士市とも連携を図りたいと言ってくれてました。
説明を聞いた後、施設を視察しましたが、最先端科学研究と事業化を目指す企業による新たな価値が創出され「世界の健康寿命の延伸と幸せの増進」に貢献するという最終目標に向けての取り組みに期待を感じました。あらためて、富士市からすぐ近い場所にある施設としても富士市としても連携活用は必要な事であると感じます。
(浮島まちづくりセンターから乗り合わせで行きましたが、10分もかからない場所にあります)
富士市が進めるCNFについての研究拠点としてのイメージとしても常葉大学の跡地利用としても身近にある施設として大変参考になりました。