三日市の浅間さんの例大祭が終了し、外へ出ると、消防車のウーというサイレンの音が聞こえ、市役所より西の方へ向かっていきました。
「どこで起こったの?朝も火事があったばっかじゃんか」
と周りの人から話し声が聞こえます。
(吉原での火災は、必死の消火活動にも関わらずなかなか消えませんでした)
例大祭が始まる前にも話題に上がったのですが、朝早く吉原商店街でも火災が発生し密集した商店街の中での火災は消火活動も思うように進まず大きな被害でもありました。知り合いの方の家の火事という連絡がありましたので、朝早く私も現場へ駆けつけましたが、商店街は騒然となっていました。
(商店街は通行止めになりました)
すでに、消火活動は行われており、見ているだけで何もできない状況でしかなく、黒い煙が上がる中、改めて火災の恐ろしさを感じました。
そんな事があったばっかりで、また火災が発生した事の不安がよぎりました。
携帯で確認すると、伝法2番地との事、例大祭には市長もその場にいたのですが、一緒にいる人から、
「伝法2番地って広見公園の博物館があるところじゃないかな」
「それじゃー大変だ」
という声が聞こえてきました。というのも公園内には古民家が移されており、県の指定有形文化財でもある旧稲垣邸もあります。市の大事な財産が燃えてしまったら大変な事になります。
市長も例大祭後のなおらいの席を中座し火災現場へ直行しました。私も行ってどうなると言う事でもありませんが、市の財産である以上、市の一大事と思い現場へ確認に行く事にしました。
旧稲垣邸の火事ではなく、東平遺跡竪穴住居を復元したわらぶき屋根の小屋でしたが、すでに火は消されてはいたものの、キナ臭い匂いが漂っていました。消火が早かったようで、藁は燃え水浸しではあるもの、形はのこっています。
館長さんの話によると、9時に鍵をあけ、一般解放後、11時に火災探知機反応し煙が見えた為に消防に連絡を入れたとのことですが、火の気のない場所である為に、不審火であると考えられ、午後2時から現場検証をするとのことでした。
火災は、ゴールデンウイークであろうと朝早くであろうといつ起こるか分からない災害ですが、2つの現場を見ながら、初期消火及び消防の重要性を感じました。
たまたま、私の町内では、朝の火事があった後、自主防災活動として、ポンプ車の点検、消火栓の場所及び器具の点検を町内会長を初め組長で見て回りました。私も、参加しながら、火災を見てきたばかりであったので、火事の際にしっかり活動できるよう真剣に取り組みさせていただきました。
定期的に点検をし、 地域で火災が起き、「ワー火事だ、大変だ」の時、困らないようにしときたいものです。
火事になられた関係者の皆様にはお見舞い申し上げます。