節分祭で「まだまだだな〜」と感じた事

議員になって6年が経とうとしています。
議員になったばかりの頃はよく、名前を「おぎの」とか「はぎた」と間違えられました。
イベントに顔を出しても、招待されているのにも拘らず「誰ですか?」といぶかしげに見られたこともしばしばでした。

でも、最近では、それなりにあちらこちらに顔をだし、自分なりに「顔も覚えられ始めてきたかな〜」とは内心思っていました。
でも、節分祭で「まだまだだな〜」と感じる事がありました。

節分で豆まきに参加したのですが、終了後、節分の直会(なおらい)の席である人が、にこやかな顔で
「君は、今回はよかったね」
と声を掛けてくれました。
顔を見た事がある方でしたので、つい
「ありがとうございます」
と言ってしまったのですが、よくよく考えれば何が今回良かったのかと頭をよぎりました。
一昨年の市会議員の選挙の結果を言っているのかと思ったのですが、それにしては随分前の話です。するとまた、
「若いんだから、頑張るんだよ。これからだから」
この言葉で50を過ぎた私は、この人はもしかしたら、私の事を勘違いしているのではないかと感じました。ですから、私はすかさず
「あの〜市会議員の荻田ですが・・・」
「あ〜あんた、国会議員になった若い衆じゃなかったの」
どうやら、昨年暮れの衆院選で当選を果たした吉川代議士と勘違いしていたようです。
「背格好が似ていると言われますが残念ながら違います」
「あ〜そう、荻田さんね、ふ〜ん市会議員さんね・・」
吉川代議士には申し訳ないのですが、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。そんな感じで帰ろうとしたら、私の荷物を受け取ると、名前が「荻田丈彦」となっています。

今更、「荻田丈仁」と訂正してもらうのもと思い言わずに帰りましたが、改めて名前と顔が知られていない事を痛感しました。
家に帰り頂いた豆で、大きな声をだし
「福は内、福は内、鬼は外、おれはオギタタケヒトだぞ」
と議員としてはまだまだ努力をしなければいけないと豆まきをしました。
ほんと、議員としてはまだまだです。