富士山静岡空港を利用して。

富士山静岡空港には開港前には視察で行った事はありましたが、2009年6月4日に開港して以来、初めて、視察の帰りの便で利用しました。やはり、静岡県民として一度は利用したいと思っていましたので、視察3日目の疲れた中での帰路ではありましたが大変楽しみにしていました。

富士山静岡空港は、開港前の立木問題は知事が変わり解決しましたが、濃霧が出やすい事での欠航が問題になったり、搭乗者保障問題や交通アクセスについても課題があり、何かに付け話題になります。色々な問題や課題はありますが、富士山静岡空港と名の通り飛行機からもばっちり富士山が見えますし、降り立った際には飛行場から富士山はきれいに見えます。

しかしながら、利用して感じた事は、やはり地形的な問題があるのか、濃霧が出やすい事は聞いていたのですが、風も出やすいのか、着陸の際に、風により揺れる事は予想される事が機内放送で流れました。実際、着陸時には、今回の視察利用の飛行機の中で一番揺れ、着陸した時には大きなどよめきが起こりました。出口へでたのですが、コンビニはあるものの他の空港に比べ明らかに殺風景な感じは歪めません。
 また、飛行機から降りて携帯の電源を入れると、(飛行機では電源を切らなければいけないので)メール配信があり、新幹線が上下線止まっている事が分かりましたので、総合案内所で確認すると、飛行場以外の事なので分からないと言われてしまいました。しかし、帰るのに新幹線を使用するのだから調べて欲しいと言うとインターネットで確認してくれましたが、伝えられた事はすでに、携帯で流れていた情報と変わらなかったので、改めて鉄道に問い合わせてくれと言うと返答に困っていました。新幹線が止まるようなアクシデントは稀かも知れませんが、空港利用者の公共交通については、車以外の利用者にとっては不便な場所でもあるので、よそから来た人にとっても情報が分かるように、しっかりと交通体系としての連携を取れるようにしなければいけない事を強く感じました。
今回、私達は、飛行場での情報が少ない為に途方に暮れ、新幹線が止まっているのなら、レンタカーを借りて富士市まで行き、富士市で返還と言う事まで考えましたが、幸い私の家内から、新幹線が復旧し2時間遅れで走りだされた事の連絡が入り、事無きを得て、無事視察から帰る事が出来ました。

それにしても、一般の方の情報が早いのは如何なものかと思ってしまいました。

富士山がきれいに見える空港です。
 多くの問題もあると思いますが、今後、更に、改善され、サービスや利便性を図り、リピーターが増え、必要の無い空港と言われないような空港となる事を望みます。