新市施行の記念日に、

11月1日は、昨年富士川と合併をした新市施行の記念すべき日でもあり、色々なイベントが開催されていました。あっという間に1年が経ってしまったのですが、記念すべき日に行われていた私が参加したイベントの掲載していない分を、ダイジェストでお伝えします。

 まず、富士市の26の地域においても、国文祭と連携した中で、文化祭が開催されています。すでに須津地区の文化祭に参加したのですが、一番東の地域の浮島地区の文化祭にも参加してきました。ありきたりですが、歴史、伝統、環境の中での風土が生み出す文化はその地域特有のもので、地域の大きさではなく、どの地域においても誇れるものであるというような挨拶をさせて頂きました。本年は、国文祭もあり、「ふるさと浮島を識る郷土資料展」がまちづくりセンターで開催されており、この地域の歴史、また、貴重なお宝があり、目の保養と勉強になりました。
(式典風景)(吉原自動車学校の高田さん)(須津地域の交通指導員の西山さん)

 次に、平成21年度富士市表彰式典では、富士市長表彰3名、富士市教育文化スポーツ奨励賞3名と2団体、富士市地域社会貢献者褒賞受賞10名が栄誉に浴されました。郷土の発展の為に限りない情熱と豊かな人間性を持って精励努力された方々で、ご功績に対し心から敬意を表すわけですが、その中でも、懇意にしている方や地域の方もおり祝福をさせて頂きました。

 
 
 ロゼでは、国文祭の美術展として写真展が11月1日まで開催されおり全国から応募された写真が展示されていました。また、外には盆栽も展示されています。
また、富士川の楽座では、国文祭に事業である漫画、出版フェスティバルが開催されていましたが、さすがに体が一つしかない為、残念ながらいけませんでした。
新市になって1年色々な事がありましたが、新たな1年の幕開けも多くのイベントが行われていました。

中小企業は淘汰の時代

「地域経済活性化のための中小企業の変革課題」のテーマで東洋大学経済学部の増田安良教授の講演を聞く事ができました。

主な内容としては、日本経済の現状・展望、民主党政権の経済政策と課題、成長産業は何か、中小企業の運営、金融の動向、地域経済活性化の為に、でしたが、大学の教授である為に、話の内容は資料が多く大学の講義のような感じでもありました。
 気になる点としては、政権交代により、「コンクリートから人へ」とし、公共事業の打ち切りを始めとした企業救済から個人救済へ変換され、企業経営を救う経済対策がない中では、企業が事業転換や高付加価値を付けた経営をしなければ生き残れないとしていましたが、わかっているけど簡単にはいかないのが中小企業の経営だと思います。
 また、亀井大臣が発表した返済執行制度は、既存の融資の借り換えを国の信用保証にするとか猶予期間は3年間とするとなどの検討中の項目はありますが、問題点として、民間の賃借契約に介入であり、財産権の侵害にあたり、新規貸し出しはかえって抑制され中小企業には逆効果とし、執行前には、リスクのある企業の貸し剥がしが始まるとしています。確かに、すでに私の知っている会社でも、銀行の貸し剥がし、貸し渋りによる倒産が現実に最近ありました。昨年にも増して、年末から年度末にかけて、中小零細企業の倒産は増える事は予想されます。
 今までの政治が悪いと言われればそれまでですが、不況下における政権交代により、中小企業は淘汰の時代に突入したのかもしれません。一体どうなっていくのでしょうか、大いに不安でもあります。
 企業収益が減る事は、今後、自治体財政も弱まる事は考えられます。