ザリガニ取り放題!!!

朝、大先輩の前島議員から突然電話が掛かってきました。
何事かと思い、恐る恐る電話に出ると、
「荻田君、ちょっと教えてほしい事があるのだけど」
「え〜何でしょうか、私にわかる事なら・・・・」

「孫が遊びに来ているのだけど、ザリガニを取ってやると約束しちゃったんだよ。どこに行けばとれるかな?君の住んでいる近くで、田んぼが多いから取れる所あったら教えてくれよ」
「ザリガニですか・・・あ〜そうだ!」
ザリガニで思い出しました。去年の夏に、浮島が原自然公園で、ザリガニが多くいて、トンボになる前のヤゴをたべてしまうという事で、駆除をしなければいけないと言っていいました。実際、多くのザリガニがおり、簡単に釣り上げる事できます。
「浮島が原自然公園で、ザリガニがいますよ、ちょうど、駆除の為にザリガニは捕ってもいいと思いますが・・」
「じゃあ、今日の午後、孫と行ってみるよ」
という事で、前島議員がお孫さんとザリガニ捕りをしているか、浮島が原自然公園に顔を出してきました。
公園には、ザリガニ捕りのお願い文が貼られており、ザリガニに関してだけは、捕ってもいいと書かれています。

糸にサキイカを付けて、水の中に餌をいれると、すぐにザリガニが釣り上げることができます。10分位の間に20匹以上のザリガニを釣り上げていました。まさに、入れ食いと言うか、捕り放題というか、面白いくらいザリガニが取れます。

前島議員もお孫さんも大喜びでした。
だけどこんなに簡単につれてしまうという事は、相当数のザリガニが生息している事が分かります。ある意味もっと大々的に駆除の必要があるような気がしました。
子どもの自由研究の材料にももってこいのザリガニは、浮島が原自然公園で捕れます。

楽しめて、有害な外来種の駆除もでき、一石2丁です。
皆さんも、浮島が原自然公園の環境保全として、ザリガニ釣りを楽しんでみては如何でしょうか。

放射能測定器の貸し出しは

放射線を大量に浴びた場合、与える影響は、大人より子供の方が2〜3倍影響があると聞きました。原発事故が解決しない中では、子供を持つ方々は不安を持っているようです。

ある会合に出席した際に、次のような事を聞かれました。
「荻田さん、私には幼稚園の子どもがいるのですけど、今、幼稚園のお母さん方で話題になっている事があるんですがいいですか」
「どんなことでしょうか?」
「実は、幼稚園とか学校に通わせている親も、放射能が富士市において大丈夫か気になり始めているのですよ。神奈川でもお茶の葉が汚染されていると言うニュースもありましたから」
「そうですよね」
「行政としてその辺の事はどう考えています」
「議会において、放射能の測定をするモニタリングポストの設置予算がついていましたけど、現在、環境保全課で対応はしているとは思いますが、確認してみます」
「子どもの事を考えたら、他の自治体でやっている学校施設、特に幼稚園のような施設に放射能測定器なんか、貸出なんか無いのですか」
「聞いたことはないのですが、確認します」
確かに、富士市は福島より離れてはいるものの、風向きにより影響がないとは言いきれませんので、乳幼児を持つ親御さんや妊産婦さん方は心配なのかもしれません。

そう言えば、新聞で、放射能測定器の注文の記事が1か月くらい前に載っていました。生産業者の話では、1999年の東海村臨界事故の時に、自治体が防災用に順次導入を始めていたが、今回の原発事故により、自治体を始め個人での注文も殺到し製造が追いつかないと書いてあったことを思い出しました。

「今後のことを考えたら、富士市においてもモニタリングポスト以外にも身近でわかる放射能測定器の整備も必要な事かも・・」
と感じながら、ある会合から帰ってきました。

思いのほか良かった「命と自然のトークライブ」

鉄崎幹人さんを知っていますか?
恥ずかしながら私はどのような方か知りませんでした。(申し訳ありません)

浮島地区の生涯学習の会長さんからの地区の平成22年度の青少年育成事業として開催される講演会の案内を頂きました。
講演内容は「鉄崎幹人 講演会・ライブイベント 命と自然のトークライブ」。
他にも用があったので挨拶だけさせてもらい適当な所で帰らしてもらおうかなと思っていました。

講師の鉄崎さんも知りませんでしたし、唄と映像を交えたトークライブであると説明されましたがイメージが湧いてきません。情報があまりないままに、講演を聞いたのですが、感想は、良かった、面白かった、ためになったです。用事の事を忘れ、ついつい夢中になって最後まで聞いてしまいました。
鉄崎さんは、アウトドア自然派タレントで、現在、SBSラジオ「GOGOワイドWテツのらぶらじ」のパーソナリティーを務めているそうです。私は、SBSラジオをほとんど聞いたことが無いので知らないのは当然でしたが、知っている人にとっては、とっても聞きたい話をしてくれる人であったようです。熱烈なファンである生活環境部長がどうしても、地区の皆さんに聞いてもらいたいという思いの基で実現した事業でもあったそうです。

話の内容は、映像を交えて身近な生き物や植物を見ながら、面白くクイズ形式で、会場の参加者を巻き込んで独特な語り口で楽しく進めていきます。絶滅寸前の動植物や外来種についてを分かりやすく、自然と水そして命の大切さを問いかけてきます。「ふるさと」などの歌も心に響きます。親子で聞いてもらいたい講演会でもありました。
浮島地区は、良好な湿地帯が広がる浮島が原に位置していますので、自然環境は他の地域に比べ豊かな所でもあります。しかしながら、講演においても話されていた、外来種であるメダカに似た、かだやしや、ジャンボタニシも多くみられるようになってきました。また、レッドリストに載っている植物も減少しつつあります。自然と言う大切な地域の財産が少しづつ無くなりつつあるのも現実です。
私たちの身近にある大切なものはなんなのかを考えさせられるいい機会でもありました。
終わった後、会場に来ていたファンの方々が、「てっちゃん、てっちゃん」と写真や握手をしている光景をみて、多くの方々にライブトークを聞かせてやりたい衝動に駆られると共に、岩崎幹人さんのファンになりました。
SBSラジオの番組を聞くようにします。
本当に名前を知らなくてすみませんでした。

(うっすらと影のようなのがオタマジャクシです)

帰りがけに、田んぼのあぜ道の溜りにオタマジャクシが泳いでいました。寒いながらも、もうすぐ春なのかなと感じました。(そんな自然が多い浮島地域です)

須津川クリーン作戦とさわやかウォーキング

 富士市の誇るべき財産でもある須津川渓谷の環境保全としてのクリーン作戦を地元地域でもある須津地区が毎年行っています。それ以外にも、桜ともみじを植栽しており、年2回下草刈りも行っていますが、地域できれいな景観形成とゴミの無い環境整備を進めています。

須津川渓谷は、愛鷹山系随一の美しい渓谷です。吊り橋の滝見橋から落差21メートルの大棚の滝は見てみる価値があるところでもあり、春の新緑や秋の紅葉シーズンには多くの人の目を楽しませてくれます。
 今月末の28日には、ふれあい遠足も計画されていますので、その前にしっかりとゴミを拾い、参加して頂いた人達が気持よく、大棚の滝まで自然を満喫してもらいたいと思っています。
(軽トラでゴミ拾いの場所まで移動します)(中学生も参加しています)

大棚の滝までの道路においてのゴミは年々少なくなって入るようで、クリーン作戦でのゴミは思ったより拾えません。

それはそれでいいのですが、問題は、人が入らない河原や道路からちょっと入った木の中にゴミが捨てられている事があり、事前に開催されたゴミ拾いでは、ゴミ袋が多数見つかったり、家電製品も捨てられていたものが回収されています。今回のクリーン作戦では、事前の注意事項として、木々の中に入って行くと、現在、猪が出没しているので鳥獣被害対策として罠を仕掛けてあり、危ないので無理をせず見える範囲のゴミ拾いをするようにも促されています。ですから、見えない所には、ゴミが捨てられている恐れはあります。

ちょうど地域のクリーン作戦とは別に、JR東海が企画した、「紅葉の須津川渓谷と大棚の滝までのさわやかウォーキング」が開催されており、ゴミ拾いをしていると続々と大棚の滝を目指して歩いていく人達を見かけます。聞くところによるとさわやかウォークには約1000人が参加しているそうです。毎回、さわやかウォーキングが開催されていますが須津川渓谷は人気のスポットでもあります。

多くの方が、この須津川渓谷に訪れて頂く事は歓迎ですが、きれいな環境を管理して行く事は、すべての人の協力がなければ成り立ちません。できる事ならウォーキングに参加している人達も、ゴミ袋持参で歩いてもらえればと思います。

そのような促しも企画しているJR東海さんでも検討して頂きたい事だと思っています。
私は、クリーン作戦や下草刈りには議員になってから欠かさず参加しています。大棚の滝へ訪れる人達には、自分で汗を流して活動しているから言う訳ではありませんが少なくとも、地域でクリーン作戦や下草刈りをしている事は知ってもらいたい事です。
11月28日は、大棚の滝までのふれあい遠足が開催されます。紅葉も更に色づき、見頃となります。途中では、お汁粉やトン汁が振る舞われます。もし良かったら、車で行くのではなく、自分の足で素晴らしい自然に触れ合ってみてください。
運が良ければ、噛みつきサルではなく、野生の猿の大群を見る事ができます。
ぜひ歩いて、須津川渓谷を満喫してみてください。

「これってどうなの?」

 

大棚の滝は富士市で唯一、マイナスイオンを感じ取る事が出来、滝の下では気温が5度位違いひんやりとして、夏に行くには最高の場所でもあります。

お盆の入りにお墓参りをする前に、少し時間があったので、我が家に滞在しているカトリーナを連れて、車なら10分程度で行ける須津地区自慢の観光スポット???の大棚の滝に行ったのですが、「これってどうなの?」と感じる事がありました。

まず、大棚の滝に行く途中、須津川のあちらこちらでバーベキューをしています。中には、テントまで張ってキャンプをしている方もいます。どうやって下まで行ったのか分からないような河原でもバーベキューをしています。河原でのバーベキューは、急に天候が変わったりした時に増水し危険です。まして、切りたった須津川渓谷では水の出方が早いので、あまり、お勧めはできません。また、いつも、地区で下草刈りやゴミ拾いをして感じるのですが、河原でのバーベキューの後始末がちゃんとされていません。地域で奉仕作業に参加している方には考えられない事でもあります。ハイキングコースでもある狭い路肩に違法に駐車されている車のナンバーを確認すると他市や他県のナンバーが多いようです。マナーの悪さに「これってどうなの?」と思いながら、大棚の滝に行くと、台風の影響で雨が降った為に、滝の水量が豊富で、水かさも増しており、景色的には素晴らしいものでした。

一緒にいた、カトリーナもラトビアにはこのような場所は無いと感激しており、写真を撮りまくっていましたが、そこでも、「これってどうなの?」の思うような事がありました。
滝の下でバーベキューをしていた人達が、缶ビール片手に、滝壺に飛び込んでいます。滝壺で泳いでいるのですが、お酒を飲みながら、冷たい水に飛び込むのは、自殺行為であり、「これってどうなの?」と強く感じてしまいます。見学している人達にとっても決していい風景ではありません。
外国人のカトリーナも苦笑いをしていました。
せっかくの素晴らしい場所であるのにも拘らず、残念な気持ちになりました。
本当に「これってどうなの?」感じながら、大きな事件にならないように大棚の滝を含め、須津川渓谷での利用の仕方もルールを作らなければいけないのではと感じました。

富士市の金属とプラスチックの処理は?

 

富士市の廃棄物の行方がどのようになっているとして、チャレンジ7の研修で市が委託している金属とペットボトル以外のプラスチックの処理を行っている浮島の稲葉商店と富士川の安藤紙業に行ってきました。

最初に訪問した稲葉商店は、私の住む東部地域の浮島にあります。毎日のように会社の前を通るのですが実際会社の中を視察させて貰うのは初めてでもありました。富士市の金属、特に空き缶(スチール缶・アルミ缶)の処理がどの様にしているのかが、稲葉社長の現場を回りながらの説明でよく分かりました。
(市内から出される空き缶)(分別機にかけられますが、異物は取り除きます)

富士市の家庭から出された金属は、最新型の分別機でアルミ缶・スチール缶・その他の金属・異物と分別され分別されたアルミ缶・スチール缶はプレス機によりブロック化されます。

最新の分別機が先月より設備投資(約1億円)されており、処理能力が時間当たり、4トンと大幅にアップしたそうです。現在、スチール缶がキロ15円・アルミ缶がキロ120円ですが、価格は変動しており、金属業界も不況で、金属相場も変動している中では安定的な仕事では無いと社長は言っていました。国内需要が厳しくなっている状況下では、処理された金属は8割がアジア及び途上国に県内の港より輸出されているそうです。

そのような中では、今後は金属処理業者でありますが、プラスチックの処理も仕事として、積極的に取り組んでいくとしていました。
 引き続き訪問したのは、富士川にある安藤紙業です。富士市のペットボトル以外のプラスチックの処理を月180トン年間2000トンの処理しています。

一回に運ばれてくるパッカー車に1トンが積みこまれてくるそうですが、それが搬入されると同時に分別機にかけられます。しかしながら異物混入を取り除く作業は手作業で行われ、元々が古紙屋さんでありますが、この分別作業に1日の内6時間程取られてしまっているそうです。異物混入率は、導入当時は5%だったのですが、本年に関しては3%と下がっており、富士市のゴミ出しのマナーが守られている事が分かりました。

処理されたプラスチックは、リサイクルされますが、業者にキロ20円から30円で引き取られていくそうです。

また、現在、市の委託を受けている安藤紙業さんは富士市と旧富士川町でプラスチック処理の許可業者は安藤商店だけでしたので、合併に伴い必然的に許可業者である安藤商店さんが市のプラスチック処理業者となっています。しかしながら、昨年富士市の業者も1社許可され、許可業者は2社になりましたので今後は2社によっての競争入札になります。適切な管理がこれからもされていく上では、競争し合ってよりよい形にしていく事は歓迎すべき事でもあります。
 今回、市が委託している2社の企業を視察させて貰いましたが、どちらの施設においても社長さんが対応してくれており、暑い中、感謝申し上げると共に、処理代は支払われていますが、市民として、業者任せでは無く、これからも分別をしっかりした上で、マナーを守ったゴミ減量とリサイクルは取り組まなければいけない事であると思っています。