須津ふるさと愛好会の総会において、大変興味深い講演を聞く事ができました。
私のすぐ近くのお寺、妙蓮寺の則武海源住職。
大学教授をはじめ様々な肩書を持つ地域の名士でもあります。現在は地域の民生委員も担ってくれています。
今回の講演のテーマは「須津の農業改善事業について」~地域におけるお寺の役割~ですが、農振地域において農業後継者が不足し耕作放棄地が増加する中で、地域の中でのお寺の役割の持つ潜在能力をフル活用して、お寺が農業法人を設立し、耕作放棄地を再生して農作物を生産している事の話しでした。毎年拡大しての農作物を生産していますが、最近では養蜂も始め、はちみつ販売も始めているとの事です。多くの檀家(人材)を抱えるお寺で農業。画期的な取組であると感心してしまいました。
(お寺の下に、妙蓮寺・富士岳南農場の倉庫があります)
全国的に耕作放棄地が増えている状況において、お寺での則武住職が取り組んでいる農業はある意味、地域のお寺の在り方として、先進モデルであります。その意味ではもっと多くの方に知って頂く必要性を強く感じました。
しかしながら、あらためて様々な顔を持つ、則武住職のバイタリティ溢れる生き方に感銘を受ける講演でもありました。