富士市は工業都市として発展してきた歴史があります。
令和4年度富士市の工業によると令和2年6月1日現在における富士市の製造業に属する事業所は771事業所、従業員数は35,762人であります。全盛期に比べれば順位は落としてきていますが、それでも県下5番目の製造品出荷高であります。市として今まで企業誘致に注力してきており多くの企業、工場が進出してきましたが、様々な環境が変化する中で誘致と同様に留置策は求められことです。
私の住む場所には、UCC富士工場があります。
玄関を開けるとコーヒーの匂いとUCC富士工場のネオンが見えます。
春頃からずっと気になっていたことを掲載します、
今年3月に、市内東部にある1975年に竣工されたUCC富士工場閉鎖することが報道発表されました。報道内容としては、UCC富士工場を閉鎖し2024年上期に山梨に工場建設をするとの事。いわゆる工場移転であります。50年近くUUC工場のUCCのネオンは東部地域のシンボルタワー的な工場として認知されており、コロナ禍となり中止となっていますが毎年、工場での桜まつり等が開催され地域において根付いた工場でもあります。その工場閉鎖は富士市においてもダメージはあると考えます。大手工場閉鎖は地域コミュニティーにも関わりますが、今回の報道に対して地域でも話題となっており、工場閉鎖後跡地利用も含め問題となり始めていました。喫緊の情報として、2024年の計画移転が物価高騰により延期となった事が報道されましたが、あらためて延期時期は気になることであります。いずれにしても、大手工場についての閉鎖や移転は影響が大きいので市としても留置対策を打つべき事であります。また、移転・撤退が確定した後の交渉はもとより、今後、工場跡地を活用した地域再生の取り組みは求められることであります。
延期とは言え、移転の中止ではありません。UCC富士工場のネオンがいつまで見られるかわからない状況でありますが、UCC富士工場だけの問題ではなく、企業留置について工業都市富士市も真剣に取り組む時期に来ていると強く感じます。