富士地域商工振興ビジョン、富士市の都市総合力は?

商工振興委員の会合が開催された際に、富士商工会議所が地域総合経済団体として作成した、将来ビジョンとして新たな産業都市を目指す基本戦略を提案する富士地域商工振興ビジョンについての説明がありました。

商工ビジョンの策定の目的としては、経済社会の大きな転換期にあたり、ボトムアップ方式により富士地域の商工業が目指すべき将来像とその実現の為の基本戦略、及び商工会議所が取り組むべき事項を整理するとしています。
商工ビジョンでは現状分析資料の中で、富士市の都市総合力のグラフが掲載されていますが、

全都市787市の中で
富士市の都市ランキングとしては218位
住みやす243位
成長力433位
民力135位
財政健全度59位
でした。
やはり成長力が悪い中での、財政健全度が高いのは何を意味しているのか一番気になる所です。現状で行けば、財政状況の悪化は必至です。ただ、この財政状況を維持して行く為にビジョンは必要な事でもあります。
振興ビジョンの目標としては、
「企業家精神と地域における連携で世界をリードする新しい産業都市へ!」
ビジョン(将来の像)「富士山とともに輝く ものづくり 未来都市」
その実現の為に3つの基本戦略と9つのイニシアチブが提案されています。
今後の10〜20年の長期的視点でのビジョン実現に向けて取り組んでいくそうです。富士市が生き残るためには、商工会議所においての取り組みは頼もしい限りです。
富士市としても都市活力再生は重点課題です。
行政としても商工会議所と更に連携を深めての都市活力再生は望まれます。