人口減少による問題

富士市も人口減少が始まり始めた事を今議会でも取り上げられていました。
一般的に人口が減少することによる問題として考えられる事は、

第1に税収が減る為に市役所等の歳入が減少し福祉、教育、医療などの行政サービスが縮小する。
第2に上下水道、ガス、電気など生活インフラの1人当たりの維持費が増大し公共料金が値上がりする。
第3に購買需要が減少する為に会社や商店の売り上げが減少し、倒産、閉店が増大する。
第4に労働力が減少する為に会社商店の活動が困難になる。
第5に防犯や災害対策が困難になっていく。
等が考えられますが、その他にも若年層が減少して地域の活気がなくなるなど様々な問題が生じてきます。人口減少を食い止めるための、自治体での婚活やまちへ移住させるためのシティプロモーションは大切な事でもあります。
今、少子高齢化の進行をはじめとして社会経済状況が大きく変化する中で、国民生活の安心を確保する為に「社会保障と税の一体改革」を進められています。(消費税を上げるのはマニュフェスト違反ですが・・)
ただ、少子化高齢化対策については、今まで、政策決定者の多くは高齢男性が多いために、どうしても高齢者対策に重きが置かれてきた経緯はあると思います。本当に消費税引き上げにより、少子化対策の抜本的な拡充は図られるのでしょうか????・・・不安です。
結婚や子育てに対しては、将来に対して夢を与える社会でなければ、結婚を、子供を産むことを希望する人が増える訳がありません。今の社会を見ていると人口減少は更に進んでしまう恐れはあると感じます、
はたして、少子化社会からの脱却なくして、人口減少が進む社会において、明るい未来はあるのでしょうか・・・

じゃあ、具体的に何をすればいいのかと言われれば、国策や各自治体での子育てへの経済的支援や環境整備と言うしかないような気もしますが、将来への夢や希望はやはり、仕事を含め、身の回りで感じる事が大切であります。大人が子供に尊敬できるような生き方を示すという事ができる社会にならなければいけないような気がします。
改めて、キャリア教育の強化は図る事は1つの施策であると感じます。