平成30年度第1回ユニバーサル就労推進協議会が開催されましたので、オブザーバーとして傍聴してきました。
各団体の意見交換会の際に出ていた事として、「8050問題」。
ちょっと聞きならない言葉でありますが、近年、メディア等でも話題に上がっています。ユニーバサル就労を進める上で働きたくても働けない人達の中には進学や就職に失敗したことなどをきっかけに、家にこもって外部との接触を断つ、いわゆる「ひきこもり」の人達がいます。今までも引きこもりは、社会問題となっていますが、「8050問題」とは近年ひきこもりが長期化すると親も高齢となり、収入が途絶えたり、病気や介護がのしかかったりして、一家が孤立、困窮するケースが顕在化し始めています。こうした例は「80代の親と50代の子」を意味する「8050問題」と呼ばれ深刻化しています。
「8050問題」はユニーバサル就労にも関係する事で、実態把握は必要な事であると感じます。
あらためて、「8050問題」は、80歳で20本の歯をという「8020運動」とは違い、今後、ますます顕在化する社会問題であると思っています。