平成29年度富士市CNF研究会が開催されました。その中で富士市から「CNF関連産業の一大集積地を目指す富士市の取り組み」の報告がありました。
富士市の位置づけとしては、富士市の優位性としてCNFの素材開発、用途開発との関連が強い多様な産業が立地している為に、富士市から具体的な製品が市場に出れば、製品化を実現した企業だけでなく、富士市に立地する様々な産業に対する好影響が期待できるのでCNF関連産業の一大集積地に向けて積極的に取り組むとしています。
富士市の取り組みとして、1、情報の収集・発信2、CNF研究会の開催3、補助金制度の創設(H28.4~)4、企業立地促進奨励金制度の拡充(H28.10~)5、平成30年度新規事業の5つの取り組みが挙げられていました。
5番目の平成30年度新規事業に関しては、CNF関連産業の一大集積地に向けて進むべき道筋を示す「(仮称)富士市CNF関連産業推進構想」の策定。CNF製造事業参入、CNFを活用舌製品開発を目的とする研究開発費用CNF製造設備の導入支援をする「研究開発用CNF製造設備整備費補助金」の創設があります。
富士市における企業の動向として
日本製紙(株)CNF研究所を富士工場内に移転‘H29,9)富士工場にCNF強化樹脂実証生産設備を設置(H29.7)
天間特殊製紙(株)リチウムイオン電池セパレータを開発
五條製紙(株)CNF使用蒸着紙を開発
大興製紙(株)CNF配合タオルペーパーを開発
市内製紙会社においてCNFの開発の動きが活発化してきている事が伺えました。
最後に、富士市は市内企業のCNFの実用化に向けた取り組みを全力で応援します!!としていました。
今後、更なるCNF関連製品の開発が期待されます。
新工業団地建設も予定されていますので富士市がCNFの関連産業の一大集積地になる事の期待が膨らみます。