日本一の堤防

今回の震災で津波の恐ろしさ改めて感じました。
地震で津波被害にあった岩手県宮古市の堤防が日本一と報道されていましたが、富士市の堤防の方が高く、日本一の堤防は富士市だと思います。30年以上前から、東海地震が来ると言われていますが、いつ来てもおかしくない状況であると思っていますので震災後、気になり、富士市の堤防を見に行ってきました。

富士市の海岸線の長さは、富士川河口から沼津市までの約10kmです。
富士市の沿岸部では、1966年の台風26号においても、多くの尊い人命が失われるなど津波・高潮の被害を受けた危険地域でもありました。台風26号以来、堤防を改良・新設し、1970年度より5ヶ年計画をもって新浜・三四軒屋の767mに対し根固工事・水路工事等を行なっており、それまで13mの高さであった防潮堤も、富士市域の海岸のほとんどが17mとなり、日本一の防潮堤となりました。それ以後、波による被害はなくなっています。
17メートルの堤防の高さはビルの5階建てに相当します。
(堤防の上に上ると、ほとんどの建物が堤防より下にあり、高い事がよく分ります)

これを超えるような災害は無いと言われていますが、絶対と言う事が無いので沿岸部に住む方々は気を付けて頂きたいと思います。
何かあった場合は想定外という事で片づけられてしまう事が、今回の震災で良く分かりましたので・・・
自分の身は自分で守るしかありません。