羨ましく尊敬できる生き方をしている私の友人がいます。
その友人は現在、今までやってきた仕事を50歳で区切りに辞めて自分の好きな事を仕事として生きています。あらたな第2の人生を歩み始めており、その彼を激励する集まりがありましたので参加してきました。
その彼は、50歳までは動物病院の院長として2つの動物病院を経営しており、有能な経営者でもありました。2つの動物病院自体はどちらも繁盛していましたが、動物の手術や治療は時間に関係なく行われており、トラブル等があるとかなり気を使うと険しい顔をしている時も多かったです。
その彼の趣味は釣りで、仕事の休みの時は良く釣りに行っている話は以前より聞いており、釣ってきた魚をご馳走に成った事もありました。良く、漁師になりたいと言っていましたが、冗談で言っているとばかり思っていました。
その彼から、昨年、突然、動物病院の権利を委譲したという手紙が届きどういうことなのかと思って確認すると、「50歳になるから仕事を整理して好きな釣りをして生きて行く」との事、「え~仕事を辞めちゃうの、病院繁盛しているのにもったいないじゃん。奥さんはなんて言っているの」と言うと「病院経営のストレスを抱えて生きて行くより、漁師の方が性にあっている。女房は怒ってたけど、病院を譲渡した中ではそれなりの生活はできるようにしてあるから諦めたみたい」と人生を左右する話をあっけらかんと話してくれました。
その後、漁業権を手にいれ、正式に漁師になり、漁師としての生活をし始めました。
漁師になってからは、夜中に漁に出て行くということで、早寝、早起きの生活習慣に切り替え、その日の連れ具合で収入も変わってくるし、海に落ちれば死んじゃうかもしれないけど、好きな事をやっているので、苦にならないと以前より、真っ黒に日焼けして健康的な精悍な顔つきに代わっていました。
(大漁旗を背に激励)
私も忙しく生活をしている中では、休みたいなと思う時もあります。お金を稼ぐ厳しさも良く知っています。職業をもちながら、議員と言う立場は多くの気も使っています。もっと余裕をもって、楽しく生活をしたいなと思うことも多々あります。大変だと思っても、でもそれが自分が選んだ道であると思って、今の生活を変える事は出来ないと思っています。しかしながら、彼の生き方を見て、聞いて、自分の人生は、本当に幸せなのかなとも感じます。
「50歳を境に好きな事をして生きて行く」やりたくても私にはできないその思い切りの良さには羨ましく、尊敬できます。
激励会では彼の生き方に何度も乾杯です!!