本年は世界的な株安の連鎖と急激な円高によって株式市場は底値の見えない不安定な展開が続いてきています。30日、1年の株式の取り引きを締めくくる「大納会」が行われ、今年の日経平均の終値は8859円56銭でした。
その結果、今年の日経平均株価の下落率は42%となり、過去最大下げ幅を記録しました。今年は、世界経済の歴史を塗り替える1年でもあり、世界の金融機関が被った損失は推計で130兆を突破世界の主要株式市場の時価総額は昨年の高値から1年間で3000兆円吹き飛んで半減し、日経平均株価も10月にはバブル後最安値を更新し一時6000円台まで下落しました。景気後退による大変な年でもあった訳です。
そんな今年も、あと一日となってしまったのですが、部屋だけは、今年中にどうしても整理したいと思い、通夜から帰って来た後も、夜ではありながら部屋の掃除をしています。
押入れを片づけていると、昔集めていたLP盤のレコードが100枚近く出てきました。余りの懐かしさに、部屋の片づけをせず一枚一枚目を通してしまいました。レコードからCDになり、いつの間にやらレコード屋さんもなくなってしまいました。うちの娘は、レコード盤なんて知らない世代だと思います。
せっかくですので、ついでに、ステレオも整備し直し、レコードを聴いています。生まれて初めて買ったレコードは、小学校の6年生の時にフォークソングの神様と呼ばれた「岡林信康の世界」というレコードだったような気がします。
何で買ったのかよく覚えていないのですが、懐かしく思い出していると、LPの中に「私たちが望むものは」という歌がはいっていました。
私たちが望むものは、生きる苦しみでは
私たちが望むものは 生きる喜びなのだ
私たちが望むものは、社会の為の私ではなく
私たちが望むものは、私たちの為の社会なのだ
・・・・・・・・
という歌詞で始まります。2008年は経済的に不安な年でもありました。来年に関しても更に大変になると予測される中で、まさしく、いつの時代も、生きる喜びが見出される社会になる事を望んでいるんだという事を、10年以上ぶりにレーコードプレーヤーで聞きながら年の暮れに感じています。
ネズミ年はもうすぐ終わります。来年の丑年はどんな年になるのでしょうか?景気回復がなされ、企業業績や雇用状況が改善され、社会保障の充実した安心・安全な生きる喜びのあるモウっと良い年になる事を期待しています。
(しかし、夜中になっても部屋の片づけが終わりません。トホホです)