1月12日にカリブ海に浮かぶ人口961万人の小さな国ハイチの大地震は、首都を崩壊し、死傷者10万人以上、被災者は人口の3分の1の300万人に達するとされています。
大統領府も破壊され、警察も消滅してしまい、しっかりした救助も進まず、治安も更に悪化する状態は、どの様になって行くのか心配されます。
当然、社会インフラは崩壊し、衛生面は劣悪であり、それに加え、30度以上の気候は、死体の腐敗を進めさせ、疫病の蔓延が進む事は考えられます。今後、更に被害は大きくなる事は予想されます。
一方、同じ1月の15年前の1月17日に阪神淡路大震災は起こりました。M7.3,の地震は、神戸を中心とした都市型地震として、死者6434人負傷者43,792人、被害総額10兆円と言う大きな被害をだしました。
この15年前に起こった地震により、日本では、地震に対しての取り組みや考え方また、ボランティアの考え方が大きく変わったと思います。各自治体においても地震に対しての多くの対策を取るきっかけともなりました。また、NPOが設立し始めたのもこの地震が大きな引き金になったと思います。完全な対策は取れないまでも、大地震に対しての対応は富士市においても防災計画に則り地震に対しての対策も取り組まれており、公共施設の耐震化は進んでいます。
しかしながら、地震はいつ起きるかはわかりません。
ハイチにおいては国が無くなってしまうような災害になっています。
私達の住む地域で予想される東海地震に関しても、大きな被害が生じるとされています。
年が明け、改めて、危機意識は常に持たなければいけない事を強く感じています。
ハイチにおいては、救済活動が一刻も早く進む事を期待します。