シティプロ―モーションの定義としては、「地域の魅力を創造し、それを広める事で地域イメージをブランド化する事」ですが、富士市も戦略的にシティプローモションを取組む為に新たにシティプロ―モーション室が立ち上がっています。そのシティプローモションを先進的取り組んでいる豊橋市のシティプローモションについて視察してきました。豊橋市は、東三河の中心都市として発展してきたものの、豊橋市と言われすぐに連想できるものとして、私自身、ヤマサのちくわと路面電車位しか思い浮かべられなかったのですが、豊橋市のシティプロモーションは私以外にも一般的に外から見たイメージの浸透度が高くないと言う現実から出発しています。
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シティプロモーション室長の説明では
市の調査では豊橋市はどのようにみられているかについては
「豊橋を知っている94%に対し、連想するものがない69%」
市民はどう感じているか
「豊橋に愛着がある81%豊橋を自慢できる55%」
であるとし,人口の減少、住民が自治体を比較選択する事からシティプローモションを重要と捉え平成21年にシティプローモション戦略ビジョン、平成22年にシティプローモション推進計画平成23年にシティプローモション室設置をして豊橋市の外向けのイメージアップと市民に向けての愛着度を増す内向き事業を行っています。
切り口としては4つのコンテンツを大きな柱としています。
1、450年以上続く豊橋発祥の「手筒花火」
2、総合動植物公園「のんほいパーク」
3、90年間市民にしたしまれている「路面電車」
4、豊かな農産物「とよはし食文化」
また、シティプロモーションの合言葉は「ええじゃないか豊橋」です。幕末期に豊橋地域で発祥して広がった民衆運動で「ええじゃないか豊橋」には「いい町だね」「いいものがいっぱいあるね」と言われるまちづくりを進めたいと言う想いがこもっています。今、流行っているエレキテル連合の「いいじゃないの」に似ていて「ええじゃないか」です。やはり、覚えやすく、印象に残る言葉は必要であると感じます。また、官民一体となったシティプローモション活動を促進するための組織として推進協議会もあります。
マスコットキャラクターは「トヨッキー」
パフォマンスユニット「ええじゃないか豊橋伝播隊DOEE」
豊橋市の映画監督が作ったシティプロモーションビデオ等々
豊橋市のシティプロモーションのキーワドとしては
「スピード」「チャレンジ」「情熱」「遊びこころ」でした。
当然豊橋市と富士市は地域や持っている物が違うのでコンテンツは真似できませんが、キーワードは共通であると思います。
富士市のシティプロモーション室には市長の好きな「スピード」「チャレンジ」は伝わっていると思いますが、さらに「情熱」と「遊びごころ」を付け加えたシティプロモーション活動は学ばなければいけない事であると感じました。