令和6年9月議会報告

 

「工場夜景都市として戦略的な取組の推進について」

議長のお許しを頂きましたので私は、先に通告してある「工場夜景都市として戦略的な取組の推進につい」ての質門をいたします。

近年、今までの夜景観光に加え、新たなスタイルの観光として「工場の夜景を鑑賞すること」が全国的ブームとなり、工場夜景観賞も老若男女、誰もが気軽に楽しめる観光資源の一つとして成長してきています。富士市も世界文化遺産登録後の新たな観光資源として、いち早く工業都市として栄えてきた中での工場夜景を捉え、富士市でしか見られない富士山が見える工場夜景を含め、その活用に取り組んできた経緯があります。全国的な工場夜景都市の動きの中では、2015年に正式に工場夜景都市の仲間入りを果たし、富士市も日本七大工場夜景エリアとして活動を展開、市政50周年の2016年には富士市で第7回全国工場夜景サミットin富士を開催し、全国に富士市の工場夜景をPRしています。また、2017年には、全国工場夜景都市協議会が発足され、市当局も加入して組織的にも全国的に連携して動いています。

現在では工場夜景都市協議会への加盟都市も13都市となり、全国各地で工場夜景の魅力を発信するための活動が行われています。富士市はかつてはサミット開催がされ、工場夜景のモニターツアーやイベント時に煙突がライトアップされたりしての盛り上がりがありましたが、コロナ禍となり停滞感は否めません。現在、岳南電車が開催する夜景電車は行われてはいますが、それ以外の取組はあまり伝わってきていないのが現状であります。工場夜景都市に参加してから10年たとうとする中で、今までの取組や効果を検証しつつ、せっかくあるものに磨きをかけるという考えの下、あらめて戦略を持っての取組をすべきで、コロナ禍となり停滞してしまったシビックプライドの醸成を含め、市内外への積極的な発信や富士市の産業資源を環境教育や産業文化と合わせての活用を進め、コロナ禍後のインバウンド需要も見込める観光資源として活用する事で、地域活性化を推進すべきであります。

産業振興としてもですが、観光振興を進める上では、新たな観光基本計画の策定に合わせ、戦略的な取組を図っての盛り上がりを推進すべきことと思い以下質問をいたします

(1) 工場夜景都市となってからの取組や効果をどのように評価しているのでしょうか

(2) 工場夜景観光を推進する上で工場夜景の鑑賞場所の整備や拠点は必要と考えますがいかがでしょうか、また、関係企業や各種団体等との連携はどのようにされているのでしょうか。

(3) 岳南電車の夜景電車の状況をどのように把握し評価しているのでしょうか。

(4) 工場夜景の日(2月23日)での取組を進めるべきと思いますがいかがかでしょうか、また、工場夜景等のツアーの企画や提案をすべきと思いますがいかがでしょうか。

(5) 工場夜景の様々な活用はもとより、SNS等での積極的な発信に力を入れるとともに、さらなる盛り上がりを図る上で、改めて富士市に工場夜景サミットを誘致する考えはないのでしょうか。

(6) 工場夜景を富士市の誇るべき観光資源として、次期観光基本計画ではインフラ等の整備も含め施策推進をすべきと考えますがいかがでしょうか

以上一回目の質問といたします。