港で愛を語りたい!

 

 清水に行く機会があったので、清水ドリームプラザの周辺を散策してきました。昨年できた港のシンボルタワー的な役割をする観覧車を見ながらふと、議員になる前に、

「富士市に必要なものは何ですか?」
「富士市以外に住みたい街はどこですか?」と言うようなアンケートをまちづくりの一環として、ある団体で実施した事がありました。確かその時の回答に、必要なものとして、

港においての観覧車・田子の浦の倉庫を利用したフードマッケットやアウトレットや映画館・ヨットハーバーを背景に夕陽を見ながら手をつないで歩けるロマンチックな港等他にも色々ありましたが、港についての意見が多かったのを覚えています。
また住みたい街はと言う事にも
港のある横浜・神戸が挙げられていました。
(当然回答はそれだけではありませんでしたが、印象があまりに強かったので)

そのアンケートを基に話し合いをしたのですが当時、「世界の真ん中で愛を叫ぶ」とう映画が流行っており、富士市で愛を叫ぶ場所は何処なのか、若い人の出会いの場所は、デートを何処でするのか、とういう話になりました。結論的には、岩本山もあるけど、やはり、車の中で愛を語り合ったり、囁き合うロマンチックな場所があまりない中では田子の浦港が横浜や神戸、少なくても清水のようになればいいなという事になりました。しかしながら、田子の浦は公園整備はされてはいるものの、他の所に比べると、出会いや愛を語れるような場所には程遠いような気がします。田子の浦は、かって万葉の歌に歌われる程の景勝地でもありますが、ヘドロで一時有名になったものの、港としての文化が構築されていません。
 
 
 現在、清水ドリームプラザ周辺は、観覧車、映画館、すし横丁を始めとする飲食店、ショッピングモール、イベント、ヨットハーバー等が整備されており、夜になるとイルミネーションも光る素敵な場所になっています。
 清水ドリームプラザのプロデュースをした東海大学の東教授と都市計審議会で、港を利用したまちづくりを話した時にも富士市も市民が主体となって、港を変えていかなければいけないと言われましたが、やはり主体となる民間企業の誘致がされなければ変わらないのが実情なのかなと思っています。
今さら、私も「港で愛を語りたい」と言う訳ではありませんが、年頃の娘がこちらに帰ってきても出会いの場所もなく婚期が遅れ嫁にいけなくなってはいけないという危機感もあります。
 やはり、ワクワクドキドキできるまちには人が集まる場所としての港が必要だと思っています。沼津港も市場を中心とした街づくりが進んでおり、景気も悪い中ですが、ぜひとも企業誘致場所として田子の浦へ商業施設の誘致が改めて考えられないのか近隣の清水を見て思いました。(あくまでも、一市民としての希望的感想です)

コンビニ弁当も変化しています。

 

 現在、県において食育推進が進められていますが、「静岡県立大学の栄養士の卵さんが考えたお弁当」が6月中旬以降某コンビニで大々的に販売されるようになります。

「管理栄養士からすると、コンビニの弁当は栄養が偏ったという観念から、対局にありました。しかし、コンビニのお弁当を作りだす事に関わり、考え方と意識は変わりました」
と静岡県立大学食品栄養学部の管理栄養士の市川陽子准教授は言っていました。

某大手コンビニエンスのお弁当で食育推進をする県行政と学生と企業によってのいわゆる産・官・学の連携を取った商品開発が進められ、出来上がった商品の説明会が清水マリンタワーであったので参加してきました。

 

 県立大の市川先生の指導の下、県立大学6人の学生スタッフが開発に携わり、出来上がったお弁当は「野菜っていいら!しぞーか弁当」です。内容的には、静岡県の特産品である桜エビ、ジャガイモ、カボチャ、マグロ他17品目が使われており、栄養的にもよく野菜量も125グラムと1日の野菜摂取量の3分の1が取れるバランスのとれたお弁当になっています。
携わった学生からは、出来上がるまでの苦労話がありましたが、日常の食環境を担うコンビニのお弁当に関わる事が出来た事は良かったとし、
「消費者の立場から自分達が食べたい物を作り上げていく上で普段見えないものが見えて勉強になった。家庭では作りやすくても、商品製造となると難しい中、最大限に自分達提案者の意見が組みいれられたお弁当が出来上がり、地域の人達が食文化に興味を持ってくれたら嬉しい」
と感想が述べられていました。
コンビニと県と連携した形での取り組が増えてきている中においては、今後、富士市としても、地産地消を進めていく上では、大きな消費に繋がるコンビニへのアプローチも必要な気はしています。