コンビニ弁当も変化しています。

 

 現在、県において食育推進が進められていますが、「静岡県立大学の栄養士の卵さんが考えたお弁当」が6月中旬以降某コンビニで大々的に販売されるようになります。

「管理栄養士からすると、コンビニの弁当は栄養が偏ったという観念から、対局にありました。しかし、コンビニのお弁当を作りだす事に関わり、考え方と意識は変わりました」
と静岡県立大学食品栄養学部の管理栄養士の市川陽子准教授は言っていました。

某大手コンビニエンスのお弁当で食育推進をする県行政と学生と企業によってのいわゆる産・官・学の連携を取った商品開発が進められ、出来上がった商品の説明会が清水マリンタワーであったので参加してきました。

 

 県立大の市川先生の指導の下、県立大学6人の学生スタッフが開発に携わり、出来上がったお弁当は「野菜っていいら!しぞーか弁当」です。内容的には、静岡県の特産品である桜エビ、ジャガイモ、カボチャ、マグロ他17品目が使われており、栄養的にもよく野菜量も125グラムと1日の野菜摂取量の3分の1が取れるバランスのとれたお弁当になっています。
携わった学生からは、出来上がるまでの苦労話がありましたが、日常の食環境を担うコンビニのお弁当に関わる事が出来た事は良かったとし、
「消費者の立場から自分達が食べたい物を作り上げていく上で普段見えないものが見えて勉強になった。家庭では作りやすくても、商品製造となると難しい中、最大限に自分達提案者の意見が組みいれられたお弁当が出来上がり、地域の人達が食文化に興味を持ってくれたら嬉しい」
と感想が述べられていました。
コンビニと県と連携した形での取り組が増えてきている中においては、今後、富士市としても、地産地消を進めていく上では、大きな消費に繋がるコンビニへのアプローチも必要な気はしています。