有田焼の「YUKI　HAYAMA　STUDIO」に感動！！

爆発的な感染拡大に中止になるイベントが増えました。ただ、個人的な行動制限を設けての、感染予防をしながらの活動はしています。とは言え、本来なら、９月議会までの間視察等が予定されますが、思うようにはいきません。

ですから喫緊の視察報告ではありませんが、個人的に以前行った佐賀県有田町の有田焼の工房で、独特の世界観をもつ葉山有樹先生の「YUKI　HAYAMA　STUDIO」のギャラリーに行った時の報告をします。

葉山有樹先生は1961年、佐賀県西松浦郡有田町に生まれです。中学卒業後地元の窯元に就職後、その10年後に自分の窯を開所します。
1990年に初個展を福岡全日空ホテルで開催して以降、全国各地で数多くの個展を行っています。また、作品集や絵本、小説等さまざまな書籍を出版されています2012年には、石川県金沢市にある21世紀美術館の「工芸未来派」展に出展を果たしました。２０１４年に「YUKI　HAYAMA　SUTADIO｝をオープン。
歴史のある有田焼の世界で新進気鋭の陶芸の天才であります。
スタジオに行って驚くのは、何もない場所に、要塞のような感じで切り立った岩盤の上に突然モダンな建物が出現します。ギャラリーには数々の作品が展示されており、堪能できます。また、スタジオでは葉山先生を慕って全国からお弟子さんが集まっての作業場を見る事ができました。

一番驚いたのは、細かな作業を普通の筆で、見えない部分も精密機械のように書き上げていきます。日々の鍛錬で手に描くものがすべてインプットされており、描く場所を見てなくても手が自然に筆が動いていくそうです。代表的な作品のモチーフはエジプトやキリスト等西欧の文化を取り入れていますが、ものすごく研究をしての作品であります。努力の天才であります。

葉山有樹先生の作品は、緻密な描写が大きな特徴でとても魅力的な部分と言われ、作品によって描かれている内容や世界観は異なりますが、どれも繊細でとても美しい仕上がりになっています。

ギャラリーも作品も今までの焼き物という概念と違う事が感じる事が出来る場所であります。葉山先生のスタジオと本人の話しに感動してしまいました。

佐賀県に行った際には、歴史ある有田焼の柿右衛門と比較して見学してみるとものすごく面白いと思いました。

「YUKI  HAYAMA　SUTADIO]は一度は行って見る価値ある場所です。