一部供用開始を要望 拡幅工事が進む江尾江川下流部

富士ニュース6月30日掲載記事

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小長井義正市長は神髄被害軽減に向けて拡幅工事が進んでいる江尾江川下流部の一部供用開始についてあらためて県に要望する考えを示した。28日の市議会6月定例会で荻田丈仁氏(新政富士)の一般質問に答弁した。江尾周辺を流れる江尾江川は川幅が狭くなっている区間があり浸水被害がたびたび発生している。県は10年に一回程度の発生が予想される洪水に耐えれる川幅の確保に向け工事を行っている。市が一部供用開始について県に確認したところ「治水効果を早期に発現させるため、掘削は築堤が完了した区間を洪水時の暫定調整池として利用するなど様々な可能性を検討している」との回答があった。小長井市長は「一部供用開始は浸水被害の軽減に寄与する」との認識を示し、「県と情報の共有を図りながら連携して取り組んでいく」とした。