以前より掲載していますが、チョウチョトンボをはじめ貴重なトンボが生息する浮島沼つり場公園内の赤どぶ池には外来種であるハスがいつの間にか大量発生しトンボの生息環境を脅かしており、近年そのハスの撤去が行われていました。新年になり、根本的な解決を図るために池の水を抜いてバキュームで土を浚渫してハスの根を撤去する作業が行われる事になり、本格的にテレビでやっているような池の水全部抜く大作戦が12日より行われ始めました。
私も12日の朝、見学に行きましたが、朝から雨が降り始め、寒い一日でもあります。本格的な作業として浚渫するためのバキュームーカーが入って土を吸い上げての作業が行われていました。水が抜かれた中では、大型のヘラブナや外来種であるなまず、雷魚やミドリガメ等が確認できます。水たまりにたまったヘラブナに関しては、泥の中から網で取り、仮設の水たまりに放流し直していました。
小さな池ですが、池に堆積している土は1m以上あり吸い出していく作業は寒さもあり大変な作業であります。(寒い時期での作業に携わっている方々に頭が下がります)作業をしている人の身体の埋り具合で堆積している土の深さがわかります。また、ごみも多くでてきます。浚渫した土はバキュームカーで吸い出され別の処に移されての処理がされていました。ただ、今回、外来種のハスの駆除が目的ですが、土の中に生息するヤゴを含めいなくなることでトンボもいなくなるのではと言う不安もよぎります。
浚渫作業は1週間近く行われると思われますが、今後、生態系が大幅に変わる可能性もありますので定期的に状況を確認に行きたいと思っています。