3月3日静岡新聞掲載記事
市長方針
富士市議会2月定例会は2日、本会議を再開し、2020年度施政方針に対する代表質問を始めた。小長井市長は、東京五輪・パラリンピックで事前合宿を行うラトビアの大使館から姉妹都市提携を希望する都市の紹介を受けた事を明かし、大会後の状況を見て提携締結の可能性を探る方針を示した。荻田丈仁氏(新政富士)への答弁。
同市ではラトビア陸上競技チームの他、スイス水泳チーム、モンゴルパワーリフティングチームが事前合宿を行う。小長井市長は各国競技団体や在日大使館を通じ大会後も文化、経済、観光など多面的な交流や友好関係の深化を目指す意向を述べ、姉妹都市提携の判断には市民レベルの気運の高まりが必要と見解を示した。
ラトビアはボーイスカウト富士地区協議会との10年以上にわたるスカウト活動が結実してホストタウン登録された事もあり、19年9月に対象都市を紹介されたとの経緯を明かした。小長井市長は「事前合宿のもてなしにできる限り市民に関わって頂き、今後、多彩な分野で交流を継続していくかが大事、提携は情報交換をし丁寧に話をすすめる」と述べた。