マイナビ農場とアグリテック集積都市の取り組み

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東京で開催された官民連携と地域連携で実現する地方創生のフォーラムの中のセッション5に農業で実現する地方創生がありましたが、農振地域に住む議員としてまた現在農業委員と言う立場からも耕作放棄地の増加や後継者不足等、農業の持続可能性が危ぶまれている中では興味深く聞いてきました。
農業で実現する地方創生では2つのテーマで人材会社のマイナビ執行役員からの「地方からのイノベーションを~農業界とマイナビ農業の新たな挑戦~」と深谷市取り組みとして「アグリテック集積都市DEEP VALLEY」の実現に向けた挑戦」が話された後、官民連携を取り合っている2人の講師の対談がありました。

 

人材会社のマイナビでは農業における『いちばん大きな寄合所になりたい』と考えており、生産者の方はもちろん、販売・加工に携わる方、農業支援を行う企業・団体・行政の方、そして消費者など、「農業や食に関わるあらゆる方々を情報で繋ぐ存在になること」を目指しています。その一つの取り組みとして深谷市での、アグリテック分野のビジネスコンテスト「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」を開催し、先進的な技術を有する企業や個人に対して総額1000万円を出資などの形で提供、アグリテックの誘致、定着を図っているとの事でした。一方、「深谷ねぎ」の産地として知られる埼玉県深谷市は豊かな農業、儲かる農業都市の実現としてアグリテック集積戦略-豊かな農業、儲かる農業都市実現―に取り組んでいます。また、本年6月には「DEEP VALLEY アグリテック集積宣言」をしています。聞きなれない言葉であるアグリテックとは、Agriculture(農業)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。首都圏における農産物の一大供給地である同市が、農業と最先端技術の融合によって農業のシリコンバレー化を図り、DEEP VALLEYとして日本の農業が抱える後継者不足や技能伝承といった課題を解決していくとしています。ちなみにDEEP VALLEYとは深谷だからだそうです。

アグリテック集積都市 DEEP VALLEY 深谷市の取り組みは議員としても一度視察へ行かなければと思っています。