平成19年に私なりの理想と志を持ち、1期目の富士市議会議員選挙に挑戦しましたが、その時に、
「荻田君、市会議員は地域の事を考えなかったらダメだよ。かっこいい事を言うのが議員じゃないよ」
と選挙中に、教えてくれたのが、当時、大先輩でもあった渡辺勝議員でした。
実は内心
「なんでそんなことを言うのかな、ちょっとおせっかいな人だな」
と思いましたが、良く聞くと私の父と勝氏が知人であり、知り合いの息子の事が心配で声を掛けてくれたようです。その後、何とか私は当選をしたものの、選挙の難しさを思い知りました。何かが自分には足りないと感じ、トップ当選を果たした勝さんに声を掛けられた事を頼って勝さんの会派で勉強させてもらいました。言わば、私の1期目の議員4年間で様々な事を教えてくれたわが師でもある方でした。そのわが師でもある本当の意味でも先生であった渡辺勝氏が今年の4月30日をもって市議24年間を勤め上げ引退をしました。
「山を守る。地域を守る。」を一貫しての24年間の議員活動は今年の4月30日で終止符を打っていましたが、後援会組織は存続しており、9月3日に「渡辺勝氏を囲む会」を最後に後援会の解散式も行われ、実質的に渡辺勝さんの政治活動はけじめをつけられたようです。
改めて、24年間の議員生活、そして支えてきた奥様本当にお疲れ様でした。
私にとっては、勝さんと共に議員活動を過ごさせて貰った4年間は市議会議員としての礎になると思っています。また、奥様には、いろいろ気を使っていただい事は感謝申し上げます。
これからは、体を大事にして、奥様を労りながら、好きな事を好きなだけやる生活を楽しんでください。
私は、2期目になりましたが、しっかりと渡辺勝先生に教わったことを忘れず、自分なりの議員活動を続けていくつもりです。
渡辺勝先生。ありがとうございました。