9月1日防災の日。
大雨警報が発令されていたために、市から防災訓練が中止となったことが広報塔より流れてきました。
朝の時点では、雨が止んでおり、冠水箇所の見回りを終え、中止とはいえ、私が住む地域においても防災訓練が朝9時より予定されていましたので、訓練場所の氏子会館へ行くと、区長、町内会長が集まり、地域での対応が協議されていました。
「市が中止と発表した以上、住民も来ないだろうし、学校も訓練中止という事になるだろうから、応急救護の講習会も用意していたけど、中止にするしかないだろうな」と町内会長さん達が話していました。
「でも、雨が降ろうと地震は来るはずだろうから、本来、こんな時こそ、訓練するんじゃないの」と言う意見も出ていました。
広報塔による、中止発表だけでは、伝わらない人もあるから、ある程度の時間は、訓練場所にいなければと話されていた矢先、中学校では、先生が避難場所に生徒を連れていくと言う情報が、父兄から連絡が入ってきました。
「市としては、中止だけど、それじゃ、せっかくだから、中学生だけでも応急救護の講習もやろう」と中学生を交えた訓練となりました。
出来ると時に、出来ることをやった方が良いと言う判断であったと思います。
(室内で応急救護を学んだあと、中学生にもアルファ米が支給されました。)
私自身は、延期して改めて防災訓練は行われると思っていたのですが、地域では行事も多く、改めて準備をするのは難しいので地域での訓練は次回の12月まで行われないようです。
しかしながら、いつ、どのような形で災害が来るかわからない状況では、数少ない防災訓練の中止は気になる所です。
大きな震災があった時だからこそ、何らかの形で、自主防災の強化が求められている以上、防災訓練が中止になったものの、それ以外にも地区住民の防災意識の向上を継続的に図ることを取り組んでいくことが地域の課題でもあります。
なんでもそうですが、のどもと過ぎればというように、時間が経つと防災意識も薄れていき、忘れがちになってしまう恐れがありますので・・・
*台風の接近が気になります。しかしながら、今年は雨でも悩まされる年でもあります。