通行止めでも車は通行します。

私が議員になってから取り組んでいる大きな課題の一つに東部地域の水害対策があります。雨が降っても安心して生活できる地域になる事が求められていますが、大雨が降ると、水害被害が出ないか心配で問題個所を見回りに出かけます。

週末にかけて各地で大雨があり、被害が出ているようです。沼津市の大野では住宅街で床上浸水の被害が報道されていました。
(境の市道冠水場所) (江尾江川) (ポンプから沼川を確認)

東部地域でも大きな被害は報告されていませんでしたが、もう少し雨が長引いたり、時間雨量が多かったら水が溢れそうなところはありました。
相変わらず問題であるのは、土地改良区にある2工区の吉原〜浮島線、中里〜田中新田線、4工区の江尾〜柏原線の3路線では、いつもの問題箇所で道路冠水がありました。雨が降り冠水すると、地元建設会社のご協力により通行止めの標識が設置されます。

道路冠水についての問題は議会でも取り上げており、ブログでも何度か掲載していますが、昨年の7月31日にも、「道路冠水を侮ってはいけません」と冠水場所の現状を載せ、生活道路の改善として道路維持課や農政課に要望をしてきています。

特に、2工区の吉原〜浮島線は主要幹線道路として、多くの車が通行しており、不便をきたしています。ただ、問題なのは、通行止めをしても、通行する車が多い事です。いくら先を急いでいるかもしれませんが、冠水している道路を車で走るのは、いつ車が止まってもおかしくなく、安易に通行をするのは危険な行為でもあります。冠水場所は深いところだと60センチにも達していますので、水深5〜10センチでもマフラーから水が入り止まってしまうと言う例がある事を考えればいつ止まってもおかしくない状況です。また、JAFが行った実験では、タイヤがほぼ漬かる水深70センチでパワーウインドウやライトが誤動作するそうです。

実際、今回の冠水場所でも車が立ち往生している状況もありました。
生活道路の改善は、地域の問題としても重要ですが、今の状態を続けていくと大きな事故になる恐れも感じます。道路維持課も農政課も確認はしてくれていると思いますが、一刻も早い冠水場所の改善を図る対応をお願いしたいことでもあります。。