富士市の景気は上向いているのかと言えば、非常に厳しいと言える事として、一般社団法人岳南法人会の加入数を聞いて感じました。現在、およそ4000社の企業が加入する団体ですが、私も理事を務めています。その岳南法人会の6月7日開催の定時総会を前に、税務署長を迎えての役員会が開催された際に、組織の加入状況の説明がありました。平成28年度状況として、会員数は平成29年3月までに89社の加入がされたものの、解散、休業、退会による脱会は140社と前年度を上回る状況で、3月末会員数は3982社と4000社を切ってしまっています。脱会が多いのは、組織においても、この地域においても大変気に成るところです、と言うのも法人会の会員数はある意味、富士・富士宮市の経済状況を表すバロメータであると思っていますので、法人会の会員数の減少はこの地域の厳しい経済環境を表していると感じます。富士、富士宮地域はほとんどが中小零細企業でなりっていますので、法人会の会員数を経済状況の指標と捉えれば、企業の状況は決して元気と言える状態でないのでは感じます。
少子高齢化が進み、更なる労働人口の流失は不安を感じずにはいられません