自殺防止対策

議会の質問において、自殺者は、世界では年間100万人近くの人が、日本では12年連続して3万人以上、富士市では50人〜60人、実際、自殺を考えている人はこの20倍の数字と言う事を聞いて改めて考えさせられました。

富士市においての、深刻な問題としては、景気後退による働き盛りの方と若い世代の自殺が増加している事です。自殺をする人の多くがその過程でうつ病やうつ状態になるといわれています。富士市では、働き盛り世代のうつ自殺予防対策として2006年度から「富士モデル事業」を実施し、不眠が続いているうつ病が疑われる人をかかりつけ医や産業医から精神科医に繋げる「紹介システム」の他「お父さん眠れてる?」のキャッチフレーズでうつへの気づきを促すキャンペーンに取り組んでいます。また、市のホームページにおいても睡眠キャンペーンを掲示し周知に努めています。
9月10日のWHO世界自殺予防デーと国の自殺予防週間あわせ、富士市でも県と司法書士会で中央図書館と富士市役所でうつ予防ために睡眠の大切さを呼びかける「睡眠キャンペーン」を実施し市民への周知を図っていました。しかしながら、自殺の予備軍でもあるうつ病は青年層が12人に1人小学生に4人に1人と言う状況は社会の構造的な問題でもあると思います。
実は最近、葬儀が有ったのですが、突然の訃報に驚いていたら、死因は自殺と聞きました。自殺は、本人だけではなく、残された家族や周りの人にとっても、大変つらく悲しい出来事です。
誰にだって、悩みや不安はあります。瞬間的に死にたくなるような思いを持つ事はあります。そんな時に声をかけらえれ我に帰る事はあると思います。誰かの声を聞く事により考え直す事もあります、富士市では、質問で求められた、24時間対応の「命の電話」は残念ながら設置は難しいようでした。

自殺防止対策としては、根本的には、やはり、働く所が有り、経済が豊かで、子供達が夢を持てるような社会でなければいけないと感じています。
命はどんなことより大切なものです。
生きてれば必ずいい事もあります。(私はそう思います)