富士市出身の物理学者で、素粒子ニュートリノが質量を持つ事を明らかにするなど、物理学で発展に功績をなした故・戸塚洋二先生顕彰碑が母校である富士高校の門を入ってすぐの玄関わきに建立され、その除幕式が行われましたので参加してきました。
顕彰碑は光電子倍増管に形どられており、戸塚先生の顔写真と戸塚先生が残した言葉が刻まれています。また、その、下の土台には、ノーベル賞を受賞した梶田氏の言葉もありました。
顕彰碑に刻まれている言葉以下の通りです。
「大宇宙は数限りないニュートリノを住まわせるが大宇宙の中でニュートリノが果たしている役割はその片鱗さえわかってない」
戸塚洋二
「戸塚先生のおかげで世界に誇るスーパーカミオカンデを使って研究ができ、成果をあげることができました。戸塚先生とともに共同受賞したかったと思います」
ノーベル物理学受賞者 梶田隆章
顕彰碑は、誰もが目にできるように、門を入ってすぐの玄関脇に建立されています。学生はもとより、学校に訪れた誰もが目にすることができます。ノーベル賞は受賞していませんが、生きていればノーベル賞を受賞しただろうとするその偉業を讃えながら、富士高校に偉大な立派な人がいた事は知って頂く上では良い場所に建立されたと思います。あらためて尽力してくれた、戸塚夫人、富友会小室会長、杉山校長、小長井市長、梶田氏等々役員及び関係者には感謝しなければならない事であると感じました。
建立された顕彰碑を見ながら、戸塚先生は私達、富士高卒業者のとっても誇りでもありますが、学生たちにとっても、誇りでもあり、偉大なる先輩として後に続いてくれるような生き方を目指してもらいたいと思いました。