法人会で「どうなる政局」

 朝起きて、テレビをつけると、昨日の夜、法人会の講演会で講師を務めていた、三反園訓氏が「やじうまプラス」に出演しており、ちょうど講演で話していた、年金受給についてのコメントをしていました。

 自民党が掲げた「100年安心プラン」と言われた年金すべてに50%補償が実現できない事が明らかになった事について、与野党の議員に朝から突っ込んだ話をしていました。
「おー朝からがんばるなー自民党は本当の安心プランを提示しろー民主党は財源を明確に示せー」と思いつつ、
 そう言えば、三反園氏が、昨日帰る時に、テレビがある時は、朝というか深夜の3時から打ち合わせをしなければならないからゆっくりしていられませんと言っていましたけど、睡眠時間あるのか心配してしまいました。
 
 法人会の総会後の講演では、政治についてあまり関わらない団体にしては珍しく三反園氏を招き「2009どうなる日本、政局と今後の経済動向」という政治色の強い話を聞いたのですが、人気のコメンテェターでもありますし、選挙が近いと噂されている時節柄か会場は満員でした。
私は先週も地方自治学会研究大会で、政局についての話は聞いていたのですが、三反園氏の小気味よい話を聞きながら、改めて聞いて、ふーんと思えた事がありました。特に、小沢さんの政権交代の構想として「鳩山の後には岡田がいるよ」と言う事による相乗効果については気が付きませんでした。
 今回恐らく、政権交代と言う御旗の下では、与野党逆転の可能性はあります。政治に不信感をもつ自民党支持の人も一度は民主党に代わってもいいじゃないかと思っているのも事実ですし、もし負けても、民主党が政権を取り上手くいかなかったら、来年の参議院の選挙で自民党がまた逆転すればいいと考えていました。しかし、三反園氏の話を聞くとやはり、政治、政局は奥が深いと思います。今回、鳩山さんが党首になり、民主党にはまだ世論に人気のある岡田さんがいるよという余裕を持たせている所がポイントであり、政権をとり、鳩山さんが上手くいかなくても、岡田さんに変えればまた流れが変わると言う事を計算していると考えられ、政権を取る事により、権力は磁石であり、権力に引き寄せられる人の流れができ、勢いがつけば岡田さんに変えて、来年、自民党の息の根を止める改めて国民の信を取るとした衆参同一選挙を行う可能性もありうるというシナリオがあるとしていました。しかしながら、逆に政権交代と言うのが実現しなかったら御旗が無くなった以上、民主党は分裂を起こすとし、それがゆえに、今回の選挙は、勝った方が生き残る重要な選挙となると言っていました。
 三反園氏の話を聞いている内に、100年に一度の不況と言われていますが、もしかしたら、100年に一度の大事な選挙になるのかもしれません。
最後に、政治家は政治家であってはならなく、政治は勇気と創造をもって、夢と希望を与えなければならないとしていました。

(退任の久保田会長)(法人会の役員さんと)(井出新会長)

 政局とは違い、法人会は総会において、荒れることなく、会長が久保田会長から、井出会長に代わり新たな役員も加わった中で、新体制で運営が進みます。私も法人会のメンバーとして微力ながら頑張るつもりでいます。