キャリア教育を研究する為の懇話会が開催する「平成28年度富士市キャリア教育シンポジウム~教育活動にキャリア教育の視点を~」にどんな活動をしているのかを含めてオブザーバとして参加してきました。私はキャリア教育に関わって既に10年以上経ちます。議員に成ってからもキャリア教育の充実として、何度もキャリア教育を一体的体系的総合的な取り組みができる組織としての協議会設立を求めてきました。ようやく3年前の2月議会において、「キャリア教育の先進市としての体制づくり」について質問した際に山田教育長から、半歩前進として、協議会設立前の懇話会の設置をしてくれることが進みました。
その思いのある設立された懇話会に参加して驚いたことは、富士市の小中学校のほとんどの先生が参加してのシンポジウムであり、単なる、職業講話、職業体験の推進と言うものではなく、「企業とつくるキャリア教育の意義と方法」についての講演を聞いた後、グループに分かれワークショップとしてキャリア教育を企業とコラボを組んでの授業案の作成をすると言う先進的なものでありました。
私も、議員としてではなく、企業人としてワークショップに参加しましたが、自分の仕事が子供たちに何らかの形で役に立てるのは嬉しい事でもあります。富士市でのキッズジョブの取り組みを含め、キャリア教育の先進都市であると感じました。また、今回、懇話会でのシンポジウムに参加して実感した点は、富士市のキャリア教育が教育現場において確実に進んでいる事でした。ただ、現時点では、懇話会自体には事業費が付かない組織でありますので、今回のシンポジウムも商工会議所青年部の力を借りての事業で、懇話会として様々なプログラムを実践していく上では無理があると感じました。
更なるキャリア教育を推進していくためには、予てより提案し続けている、一体的、体系的、総合的な取り組みが出来るよう懇話会をステップアップした協議会に格上げしての推進は求められると感じてます。
キャリア教育は、富士市の宝でもある子供たちへの未来の投資でもあり、すぐの効果は無くても、富士市にとっては必ず大きなプラスになる事であると思っています。
引き続きキャリア教育推進議員として「日本一のキャリア教育都市を目指して!」尽力しなければと感じました。