6月29日岳南朝日新聞より
荻田氏は、須津川両岸を結ぶ須津渓谷橋を観光活用したバンジージャンプ事業の可能性について求めた。須津渓谷橋は須津川両岸を結ぶ全長110メートルの橋梁で、2003年度の供用開始。眼下に大棚の滝を望み、四季折々の自然美が堪能できるほか、愛鷹連山や駿河湾と市街地を一望できる絶好の眺望ポイントとなっている。小長井市長は「今年5月初旬に民間事業者から須津渓谷橋でのバンジージャンプ事業について提案を受けており、須津川渓谷への誘客に繋がる有効な観光資源となり得るものと考えている」と考えを示す一方、「事業実施に当たっては須津渓谷橋を含む林道を管理する市に対し事業者が占有や許可申請を提出をする必要があるが、安全な事業運営はもとより、トイレや駐車場などの周辺整備、そして何より、地元の皆さんの理解が必要。また、事業が事業が提案されている箇所の周辺には市休養林条例で興業を禁じている区域が広がっており事業個所が対象になるかについても慎重に判断する必要がある」と指摘。こうした状況を踏まえ「今年に入り実際に事業が行われている群馬県みなかみ町に職員を派遣し、運営状況等を視察すると共に、加えてバンジージャンプによる地域への効果などについて聞き取り調査を行うなど様々な検討を進めている」と説明。「国内でもバンジージャンプによる誘客や知名度のアップに成功してい事例もあり、他の実施場所と比較しても首都圏から近距離という優位性も認識しているので、民間活力導入と言う観点からも各種課題を解決し、事業実施に向けて取り組んでいく」と述べた。また試行実施について「実際の運営上の課題について検証可能となり地元の皆さん意見を聞く機会にもなる、市制50周年の記念として開催も含め、事業者側と調整,協議を行っていく」とした。