現在、CNF(セルロースナノファイバー)は軽量、高強度、高弾力の新素材として世界的に注目を浴びており、富士市でも富士市においての新産業として大きな期待が寄せられています。 静岡県、富士市が企業と連携し、新産業創出のために開催してきている「ふじのくにCNFフォラーラムの第3回セミナー」に私も参加してきました。セミナーでは学術講演、国からの報告、企業の先進事例報告、静岡県の取り組み、および富士市の取り組みの紹介については、CNFの現状と今後の展望を知る上では大変勉強になりました。 「富士市におけるCNFの実用化に向けた取り組」にはとりわけ注目していました。と言うのも、当然、議員としても富士市の取り組みは知りたい事でありましたが、なによりこの4月から新たに産業経済部長になった成宮部長は私と小、中、高校と同じ学校にも通っていた同級生でもありますので発表の仕方も興味がありました。内容としては、パワーポイントに則り、1、背景、2、富士市における位置づけ、3、富士市における取組の3項目についてでした。富士市における取組では1点目情報の収集・発信として・ナノロースフォーラムの参画・ふじのくにCNFフォーラムへの参画・経済産業省製造産業局紙業服飾品課に職員を派遣・他地域との交流・セミナー補助制度等の情報をウェブサイト、メールマガジン等で配信。2点目としてCNF研究会の開催を6月7日富士商工会議所において、第1回富士市CNF研究会を開催します。3点目としてCNFの実用化に向けた具体的な支援でもある補助金の創設については、高等教育機関、公的資研究機関等との共同研究、開発を支援する「産学連携CNFチャレンジ補助金」CNFの実用化に向けた試行の為のサンプル購入を支援する「CNFトライアル事業補助金」が設けられています。また、CNF製造事業を補助金対象にする企業立地促進奨励金制度の拡充を平成28年10月より開始します。なお、成宮部長の発表は、「富士市は市内企業のCNFの実用化に向けた取り組みを全力で応援します」で締めくくられました。
成宮部長の説明は時間に制約ある中で、足早の説明でもありましたが、富士市の取り組みとしての情報発信はされています。今後、あらためて部長には富士市がCNFの産業拠点として発展していく事が出来るよう力強く、全力で応援して頂くことを願います。