静岡ガスさんの富士発電所視察

 

CIMG2194CIMG2178私が所属する自民クラブと自民党真政会の両会派では、ゴールデンウイーク前に環境総務課より、富士市のエネルギーについての取り組みの研修を受けていますが、その後の富士市のエネルギー視察として、静岡ガスさんが電力小売り全面自由化に合わせて稼動を開始した富士発電所を視察してきました。

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静岡ガスさんが進める電力事業は地域で作られた電力を地域で販売する分散型電源を活用したビジネスモデルですが、静岡ガスさんの富士発電所では、コージェネレーションシステム余剰電力の利用法として、地域の工場の自家発電で余った電力や太陽光などの再生エネルギーで発電した電力など、地域にある電力を中心に調達し、需要に合わせてガスコージェネレーションシステムで調整する機能を有しています。
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発電設備としては、7800キロワットのガスエンジンが2基設置されています。そのガスエンジン設備は、車のエンジンに似ていて車でのタイヤを回す部分に発電機が付いており、発電量はおよそ1万軒の電力供給が可能となっています。また、発電に使用される天然ガスは、地球温暖化を引き起こすCO2や光化学スモッグの原因となるNOX排出が石炭や石油に比べて少なく、また酸性雨を引き起こすSOXや煤塵の発生も全くない環境負荷の低いエネルギーでもあります。静岡ガスさんは、今後も電力の地産地消を実現する新たな地域電力供給のモデルを推進することで、地域社会の発展に寄与しながら、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいくとの事でした。
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視察を終えて、電力自由化に伴いエネルギーについても地産地消を考えるならば、地元にある企業の売電先としてや地域においての電力会社としての選択先として多いに検討する価値がある事を感じました。