富士市は今年の9月に議会議決を経て、性別に関わりなく誰もが個性と能力を発揮し、心豊かに生きるまちを目指して男女共同参画都市宣言となりました。その記念式典が開催され、多くの関係者が集まる中で宣言文が群読されました。
男女共同参画社会とは男女共同参画社会基本法第2条で、「男女が、社会な対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受する事ができ、かつ、共に責任を担うべき社会」としています。その基本法が制定されて10年目に多くの自治体においても宣言されている男女共同参画都市宣言が富士市においても宣言されました。
男女共同参画都市宣言
雄大な富士山のもと
世界につながる駿河の海をのぞみ
未来に向かって流れる富士川とともに
さまざまな歴史と伝統を織りまぜ、発展していく富士市
このまちで生活するわたしたちは
心豊かに、自分らしく生きるために
ここに「男女共同参画都市」を宣言します。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、おたがいに認め合い、共に責任を分ちあいます。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、家庭でも、地域でも、仕事でも協力しあい、共に明るい未来をつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)があるゆる人と支え合い、共に生きる安全で安心なまちをつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、個性と能力を発揮しあい、共に夢や目標に向かって努力します。
平成21年9月9日 富士市
(すべての条文に「女(ひと)と男(ひと)」「共に」という男女共同参画を意味する共通のキーワードが入っています)
また、記念講演では、私の青春時代にラジオパーソナリティでレモンちゃんと呼ばれていた、作家の落合恵子さんが「いま、共生の時〜女(ひと)と男(ひと)が共に生きる社会〜」と題して、すべての差別の無い、優しく緩やかにになれる社会、柔らかく手を握り合って生きていく社会にしていく為に、あなたがあなたで生きていく事をまるで舞台を見ているかのような素晴らしい講演をしてくれました。