愛鷹農道(富士岡〜中里区間)事業

昨年の11月議会でも、国の施策の事業費捻出の為の富士市の農業基盤整備事業の遅滞には納得はできないと円滑な事業進捗を求めましたが、富士岡から中里までの農道整備の名の下の生活道路の危険解消でもある愛鷹農道2期工事が事業費も付き、順調に進んでいるようです。連休中でありますが、工事現場を確認してきました。

工事を進める中では、古墳時代や2000年以上前の縄文文化時代の埋蔵文化財の発掘調査が4か所で行われていました。
その調査報告書を確認させて頂きましたが、下記のような調査結果でもあります。
遺跡の名称
1、 富士岡1遺跡群 調査面積A=1389,9㎡
時代;古墳時代前期 竪穴住居 方形周遺墓、調理場跡、出土品;土器
時代:縄文時代   出土品:土器、石器(石矢じり。石斧。石佐次
2、 向山遺跡    調査面積A=1434,2㎡
時代:古墳時代   竪穴住居跡 出土品:土器
時代:縄文時代   出土品:土器、石器、装飾品(耳飾、管玉)
時代:旧石器時代  出土品:ナイフ形石器、槍先型頭器
3、 中尾沢遺跡   調査面積A= 333,8㎡
時代:縄文時代 出土品:土器、
4、 分地遺跡    調査面積A= 330㎡
時代:縄文時代  出土品:土器、石器
出土品については、県の文化財保護課で保管し、貴重な出土品に関しては、博物館で展示することも考えているが、最終調査結果が出ていないのではっきりしたことは言えないとしています。
いずれにしても、発掘調査が終わり、調査報告で場合によっては工事の延期もあるのか心配をしていましたが、それについても、確認しましたが、大丈夫でありました。(23年度市負担分74,813千円が予算付けされています)
24年までの期間事業でもありますので、今後も県としっかり連携を取った上で、事業推進をお願いいたします。