みりん風調味料と地域貢献企業

私の住む須津地域の企業にラジオでよく聞く、「ぐつぐつぐつぐつ福泉」でお馴染みの 福泉産業さんがあります。福泉さんは元禄9年に稲垣酒造として創業し、長い歴史経て、昭和40年福泉産業株式会社として、調味料の製造をしていますが、昭和22年に、みりん風調味料を日本で初めて開発発売した、老舗の企業です。


料理にみりんって欠かせないものだと思っていましたが前から気になっていたことが一つあります。
それは、みりん風調味料として売られている商品をよくスーパーやコンビニで目にしているのですが、「みりん風っていったいどういうことなんだ」と思っていました。本来本みりんは40〜50%の糖分とアルコールが15%ほど含まれている立派なお酒であると言っていいものでありまた、お酒と言う分類でもあるので値段も高いそうです。一方みりん風は、アルコール度数1%未満の商品であり、酒税が課税されないために非常に安価な値段で手に入る商品でもあるそうです。とすれば、悪く言えばお酒で造られているが本みりんでお酒を使わないでできている模造品がみりん風と言えるかもしれません。現在では安価なみりん風が一般的な感じでもあります。
本格的な日本料理屋さんでは本みりんでしょうが、一般的な家庭ではみりん風での料理が多いのかもしれません。
まあそんな調味料談議は良いとして、私の書きたい事は、福泉産業さんでは昨年より、中学生の職場体験として5人の須津中学2年の生徒を受け入れも行っており、中学生目線で地元産の橙を使ったすっぱみの少ないオリジナル商品のポン酢の開発販売をしました。

これは、受け入れ企業として職場体験をさせる中で、工場内での補助作業をさせる体験だけではなく、生徒に少しでも職業への夢や想像を広げるための工夫として開発から販売までのを実体験させる計画をたており、富士市型キャリア教育の実践例として、商工会議所青年部の例会で事例発表として取り上げたいために、その出来上がった商品がどのようなものか実際に手に入れたくて、の取材を兼ねて福泉に行ってきました。
(対応してくれた研究室の瀬尾課長)

また、福泉産業さんは、毎年地元の須津小学校の3年生を受け入れ工場見学を実施しています。
(工場見学をした子供達からの感謝のメッセージが展示されてます)

企業としての経営努力は勿論ですが、地域貢献にも力を入れる地域密着型の企業でもありました。
キャリア教育については、2月22日の商工会議所青年部の例会において、その中でも福泉さんの取り組みは発表するつもりでいます。