視察先では630問題は無い言葉でした。


新病院建設が令和13年に予定される中での行政視察として、先進自治体への病院視察を行っています。新年度になってから、松坂市民病院、長野市民病院、みとよ市民病院、和泉市立総合医療センターと視察しています。



 

 

この週末、視察報告書いていますが、その報告書の質問項目には、それぞれの自治体病院として2次救急を担う中での救急医療の在り方を取り上げています。富士市(富士医療圏)で問題となっている救急搬送困難事案である630問題(救急車から病院へ6回以上の照会、30分以上救急車が出ない状況)はほとんど無いとの事でした。そもそも視察先での病院では630問題と言う言葉自体が存在していませんでした。質問された630問題自体を知らなくて調べたと言った感じでした。。私も富士市議会で一番最初に630問題を取り上げ630問題の改善について質問し大きくクローズアップされました。私自身630問題については静岡県の消防資料に記載されていましたし医療圏の会議で取り上げられていた言葉でありましたから、630問題は一般的な言葉であるとの認識でしたがどうも違ったようです。
あらためて確認すると総務省消防庁定義の「救急搬送困難事案」とは、医療機関受入照会4回以上かつ現場滞在時間30分以上の事案です。それから考えると430問題なのかもしれませんが、630問題の6回以上も病院へ照会する事自体が異常な事なのかもしれません。
全国的に見た時に、630問題と言う言葉が存在する静岡県、特に富士医療圏が医療脆弱を表す言葉と感じじずにはいられません。