恒例の三日市浅間神社例大祭

恒例の三日市浅間神社例大祭に、私も毎年参加していますが、あいにくの雨にも拘らず市長を始め県内の主要神官や氏子総代及び商工業に関わる氏子が集まり盛大に開催されました。

例大祭とは、神社で毎年行われる祭祀のうち、最も重要とされるものです。1時間を超える式典ではありましたが、祝詞を聞きながら、自分自身の心願もあり、しっかりと手を合わせてきました。

三日市浅間神社は、富士市の中央に位置し広く市民に親しまれている神社でもあり、この時期、露店が立ち並び、お参りしながら新緑の杜を楽しむ人で賑わいますが、GWの後半初日、残念な事に雨の為に例大祭出席者以外の参拝者は少なかったです。

直礼会場で桜井宮司は、現在、県の神社庁長でもありますが、やり残した仕事として、江戸後期に建てられた浅間神社の本殿を、250年ぶりの建て替えに取り組み、本年度より始める事が話されました。
(祝辞を述べる市長)

新しくなることは、良い事であると思っていますが、神社は特別な建物であり、建て替え工事はそれなりの時間を要する為に今までの諸行事をどのように進めていくかは気になる所です。しかしながら、新しくなることにより、話題となり神社を中心とした賑わいが創出できる事は期待したい限りです。

交通事故撲滅に向けて!

ゴールデンウイーク中の方も多いと思いますが、5月1日、地域において、交通安全協会富士支部須津分会の総会が開催されました。富士市においての昨年の事故発生数は、2086件、死亡者は9人であり、交通事故による救急搬送も、平成23年度は、1037件と増加傾向にあります。

ゴールデンウイークに入ってすぐに、ディズニーランドへ向かう関越自動車道において、高速ツアーバスが防御壁に衝突。7人が死亡、39人の重軽傷者が出る大きな事故が発生してしまいました。痛ましい事故の報道に際し、ご不幸に会われた方々や関係者の皆様を見ると心が痛みます。改めて亡くなられた方のご冥福はお祈りいたします。
今回の事故は、運転手の居眠り運転が原因であるとの事、価格競争による低料金での無理な運行計画があったのでは言われていますが、私の娘たちも高速バスでのツアーを利用することがあるので不安になります。
最近での、病気や無免許から引き起こした大事故。あまりに痛ましい惨劇には交通事故は遭っても、起しても不幸な状況になってしまいます。災害と違い、防ぐことが出来たかもしれないのが交通事故であります。交通事故防止への啓発、啓蒙活動の重要性を改めて認識すると共に、交通事故撲滅に関しては、社会全体で、また、地域が一丸となって、取り組まなければいけない事であります。
現代の車社会において、交通事故と言う悲劇を無くす努力はすべての人が惜しんではいけない事であると感じます。

安協の総会で報告がありましたが、平成24年使用交通安全年間スローガンが決定しており、内閣府特命担当大臣優秀賞子供の部に地元の須津小学校1年生鈴木 朔瑠さんの
「あぶないよ けいたいでんわと にらめっこ」
が選ばれました。地域のお子様の栄誉を称えると共に、
また、全体の交通安全スローガンとしての
みんなで進める交通安全運動
「安全を つなげて広げて、事故ゼロへ」
ですので、スローガン、標語を総会において心に刻んで、一年間事故の無い地域としてしっかり取り組みたいと感じています。
まだ、ゴールデンウイークは続きます。
交通事故が起こらない事を祈らずにはいられません。また、事故にはくれぐれも気を付けてください

中心市街地は活性化させる必要があるのか・・

和歌山大学足立教授の「何故、中心市街地は活性化しないのか」のセミナーで話された中で、そもそも論として、「中心市街地を活性化させる必要があるのか」がありましたが・・・

活性化反対論として
1、 車社会の現在、活性化させる根拠が乏しい。
2、 私的な土地(中心市街地)に公的な資金投入が必要か
3、 すでに手遅れの状態・・
4、 財政赤字の中で余剰資金を中心市街地活性化対策に充てる事は難しい
市場が解決すべき問題。
5、 市場に任せておけば、郊外開発が選ばれる、それ自体悪いものではない・・・(住民が郊外を選んでいる)
活性化賛成論としては
1、 まちの顔としての機能不在により、アイディンティティが失われる。
2、 コンパクトシティ化により財政コストカットが可能。
3、 郊外店舗では観光客は呼べない。−機会費用の発生
4、 中心部の再生により、固定資産税の増収が期待できる。
5、 まちの顔ができ地方都市への企業誘致が進む。
どちらの理論もうなずけます。

足立教授は、反対論では、「中心市街地化か、郊外化は消費者が決める問題。しかも効果が確定的でない分野に公費を投入するのはおかしい。時代の流れに身を任せるべき論」の意見は多いが、活性化賛成論の「コンパクトシティ論」「まちの顔が必要論」の理論を重視。
ヨーロッパなどの成熟国は活性化賛成論が多い事をあげ、活性化賛成論を支持、その理由としては、活性化が成功しているイギリスの話もありましたが、「持続可能な都市づくり」が可能になるからであるとしています。
反対論と賛成論を比べれば、これからの人口減少社会においては、コンパクトで個性的で観光都市になるようが中心市街地としての持続可能な都市として賛成論を推進すべき事は分かりますが、その上で、日本では中心市街地が活性化しにくいのかが問題となっていることでもあります。
富士市においても、賛成論としての富士、吉原の活性化、駅前の顔づくりと取り組みはありますが、時間が掛かっています。地域別の細かい活性化戦略や対策は必要な事でありますが、進めなければいけない事はあるにも拘らず、自治体だけでは進まない状況は、国の政策的な問題も大いにあると感じずにはいられません。

私は一番富士市の東に住む議員であります。
地域では土地利用の規制緩和をして、地域の人口減少に歯止めを掛けてくれと要望もあります。実際、進みにくい活性化論を本当に進めるべきかは郊外に住むものとしては悩みはあります。