アナウンサーと言うのは、上手に話すのが仕事だと思っていました。でも、そうでもないようです。先日、富士市のコミュニティFMのRdio f(ラジオf)の佐野智恵子アナウンサーの話を聞く事が出来たのですが、彼女がアナウンサーとして言われてうれしい言葉は
「あなたにインタビューされると色々な事をしゃべっちゃうよ」
という事だそうです。アナウンサーとは人に気持ち良く喋ってもらうのが仕事だと定義し、相手に気持ち良く喋ってもらう為には、気持ちの良い相槌が大切としています。佐野アナの気持ちの良い相槌の極意としては、にっこり「ハイ」と返事をした後に、必ず、
「どうしてですか?」
「それからどうなったんですか?」
「その後どうしたんですか?」
等の疑問形を投げかけてやるそうです。疑問を投げかける事により、相手が興味を持ってくれたと思い話が弾むと言っていました。疑問をいっぱい用意する事が大切ですので、その為には、相手の事や話す事を事前に勉強していく事も重要である訳です。でもその情報は、あくまでも知っていても知らないふりをして聞く事がポイントで、気を付けなければいけないのは、喋りすぎては会話が繋がらなくなってしまう恐れがあるので、引き出す為の知識でなければなりません。話し上手は聞き上手と良く言われますが、議員の一般質問においてもなるべく当局答弁を引き出す質問をする事が大切だと言われていますが、質問をする上でしっかり調べ知った上での質問をし、当局に自分が思う答弁を引き出さなければいけない点では、佐野さんの話は参考になりました。(私はつい自分が喋りすぎてしまう嫌いがあり、相手に喋らせるテクニックを実践したいと思っているので、良いヒントになりました)
佐野アナウンサーは現在、ラジオエフの営業部長という肩書で仕事をしていますが、ラジオエフのナビゲーターという役割でもあるとし、ラジオについては、一方的に流れるツールと捉えられがちですが、多くの聞いている人の情報を集約し、正しい情報を発信する役割でもあり、皆様の代弁者と言う放送を心掛けているそうです。また、営業活動はしっかりとしているそうなので、企業広告等のご要望がある場合はお声掛けをして頂けきたいそうです。
ラジオエフが設立された大きな理由としてはコミュニティFMが、阪神淡路大震災での災害時でラジオが役立ったとされ、富士市においても災害時での情報発信としの活用が期待される事がきっかけだったと思います。
今では私も車の中で気がつくとスイッチをいれ富士市の情報源として、よく聞くようになっています。
社長も、富士高の先輩でもある林哲司さんでもありますし・・・・