西部地区の掛川事務所管内の視察天竜川橋付近にて
日: 2009年4月18日
第2東名(掛川工事事務所管内)
新東名として、平成24年の静岡管内の供用開始に向けて第2東名事業が着々と進む中、富士管内以外の状況の現場視察として、西部地域の金谷ICから天竜川橋までの掛川工事事務所管内の視察へ行ってきました。
視察行程としては、東名で牧之原ICまで行きその後第2東名の工事区間に入り、
(仮)金谷IC(概要説明)
金谷トンネル (試験走行トンネル区間の概要説明)
掛川PA (概要説明)
大和田トンネル (概要説明)
森町PA (試験走路、舗装プラント、PAの概要)
天竜川橋
を視察して、浜松ICより岐路と言う1日がかりの工程でした。
掛川工事事務所の内田さんが対応してくれたのですが、掛川事務所管内は、簡単に言うと大井川より天竜川までの2つの大きな川の間30キロの区間であり、現在の工事進捗状況としては70%で2つのICと2つのPAがある区間です。事業については、前倒し工事をしながら来年には本線が走れるような形で進められているとことでした。
しかしながら、工事区間の地質が脆弱であり、特に大和田トンネル付近は泥岩系の地質は地滑りや山が動くような状況で工事自体は難航している様子が伺えました。随所にがけ崩れを防ぐための工事がされています。
富士管内は岩盤が固い為に地質については心配されてはいなかったのですが、場所が変われば工事内容も大分違うようで、大量のセメントも必要とする為に、プラントまで建設所有している状況でした。(経費的にプラントを作った方が試算した結果安くあがるそうです)
新東名を始めとする高速道路ネットワークの早期整備は、地震、災害、重大事故時代替え時の確保としても重要な事でもあります。景気浮上の一環としても、早期工事前倒しをしても早い完成を求めています。
工事視察をして、2つのPAの説明の中で、初めて知ったのですが、サービスエリアとパーキングエリアの違いを知りました。知っていますか?
SAとPAの違いは、規模ではなく、ガソリンスタンドがあるかないかで決まっているそうです。東名で給油をしたい時は、SAに入らなければいけません。
勉強になりました。