令和6年11月定例会報告

令和6年定例会報告

議会登壇文章

「富士市東部地域の浸水常襲地への対応・対策の強化について」

お許しを頂きましたので、私は先に通告してあります、「富士市東部地域の浸水常襲地への対応・対策の強化について」を質問いたします。
東部地域の浸水常襲地では過去17年の間に5回の甚大な浸水被害が生じています。東部地域の浸水被害軽減について、私は何度も議会等で取り上げてきました。富士市議会においても江尾江川流域で令和3年に甚大な浸水被害が発生したことにより、国、県に対して東部地域の浸水軽減への意見書を提出しています。また、昨年の6月2日に江尾江川流域付近で甚大な浸水被害が発生してしまいましたが、その後の6月議会においても私は浸水被害軽減について、今までの取組や今後の対策については質問をしていますが、その際にもあらゆる対策を進めるとしています。それにより、昨年の浸水被害後の対応を進めてくれている事はあらためて感謝申し上げますが、本年度に入り、6月18日、6月28日、そして、台風10号、により、8月29日、8月31日、台風21号の影響で11月2日に大雨警報が5回発令されました。大雨警報が発令されたその都度、江尾区役員及び須津水防団等は待機しており、いずれの時も江尾江川が溢水こそしませんでしたが、周辺の道路は冠水し、浸水常襲箇所周辺での家屋への浸水被害への緊張が高まりました。家屋への浸水被害等がでずにギリギリのところで踏みとどまった事は今までの対策の効果や地域での対応もあってのことだとは思います。しかしながら、大きな被害は出なかったとはいえ、頻繁に発令される大雨警報の状況は、現状の対応だけでは地域での大きな不安な声は収まりません。また、東部地域では江尾江川流域以外にも神谷区の天ヶ沢や日常生活に大きな支障をもたらす常習的な冠水道路の早期改善は求められています。異常気象でのゲリラ豪雨、線状降水帯等の大雨が頻発する状況が予想される中では、想定外の大雨に関して浸水常襲地はいつ甚大な被害が発生してもおかしくなく、浸水軽減への防災対策の強化はもとより今まで以上の水害軽減が実感できる対策や浸水軽減策への迅速な対応は求められます。同時に、水害後の復旧への対応としても災害ごみ等が取組まれていますが 今後、市上水への統合が進むとされる中では、大雨後の環境整備を進める際での現在の消火栓等が無くなることへの不安もあります。甚大な浸水被害が繰り返される東部地域特に江尾江川流域での水害軽減や復旧作業への対応は市として市民に寄り添った中であらゆる対策を早期に実現し、今ある計画についてはスピード感を持って全力で進めるとともに以前より求めている広域的な連携強化を具体的に進めながら、新放水路の早期供用や沼川の整備推進についてしっかりと実現すべく、あらためて以下質問をいたします。

 

(1) 浸水被害後の度重なる大雨警報時の対応はどのようにしているのでしょうか、また、緊急的に排水ポンプが利用されていますが、今後の緊急排水ポンプの活用はどのように進めるのでしょうか。

(2) 昨年、浸水被害が出た後に行ってきた対策の効果は確認できているのでしょうか、また、浸水被害が出てしまった後のごみ処理や、道路の泥等の撤去への対応や復旧をどのように進めていくのでしょうか

(3) 天ヶ沢での対応はどのように進めているのでしょうか

(4) 常習的な冠水道路への対応はどのようになっているのでしょうか、特に日常生活に大きな支障を来す吉原浮島線への対応は進めなければいけないと思いますがいかがでしょうか。

(5) 江尾江川水災害対策プランの取組状況についてと、新たな浸水対策が求められていますが現状はいかがでしょうか、また、新たな沼川河川整備計画を求めるべきと思いますがいかがでしょうか

(6) 沼津市と富士市の静岡県東部地域二市広域行政連絡会において、水害対策等についてどのような話合いや取組が行われているのでしょうか、また、両市での要望活動はどのようなものでしょうか

(7) 水害に悩まされる両市で対策を進める上で、災害対策などのために市域を越えて災害時における具体的な連携を進めるべきと思いますがいかがでしょうか

以上、1回目の質問と致します。