ノーベル賞を受賞した吉野彰氏の講演会が富士市で開催されました。
吉野彰氏は1985年にリチウムイオン電池の原型を創出。その後、同電池が携帯電話や電気自動車(EV)まで広く用いられ、ITやクリーンエネルギーの普及に貢献したことが評価され、2019年12月にノーベル化学賞を受賞。現在は、旭化成株式会社の名誉フェローとして活動するほか、多くの研究所や大学でも活躍中です。富士市での講演会に関しては、受賞後、コロナ禍となり、予定していた講演会が延期されました。昨年コロナ分類が移行された中で、念願の講演会が市内の中高生を交えて今回、開催されました。
30年以上にわたって苦労しながらの研究開発を経て、社会の様々な分野でリチウムイオン電池が活用されている中で、変革がもたらす社会的メリットでのAIEVでの未来モビリティでの未来社会のイメージや脱炭素社会の実現、今後、2025年万博開催で未来への発信2030年SDGsのゴール、2050年サスティナブルの社会実現について話されました。
講演後、中高生とトークセッションがありましたが、代表の生徒さんたちは、吉野氏を前に、緊張しながらも、目を輝かせながら質問をしていたことは印象的でありました。今回、富士市の未来を担う子供たちが参加しています。子供たちは吉野氏に接し、それぞれに感じる事はあったと思います。将来、富士市から新たなノーベル賞受賞者がでることに期待が高まりました。