スマホが無いと生活に不便をきたす日常です。
台風15号で断水となっている地域にある清水区三保にあるご夫婦で経営するレストランに前から知人の誕生祝で予約してありました。
現在、災害地には富士市からも給水活動は行われており、大変な状況であると報道もされています。当然、断水で営業していないのかと思っていたのですが、幸いなことに確認するとレストランで使う水や飲料水は使用できているようで、通常営業をしていました。ただ、トイレは節水しているようでその都度水が溜まっているか確認していました。
不便な点もありましたが、料理は大変美味しく、何よりも鉄板で焼いてくれるマスターの話しが気さくで楽しいひと時を知人と過ごした後、車で帰りました。
バイパスを使ったのですが、その帰りの際に、後ろからパッシングをする車がありました。
変な輩に絡まれたのかと思い、少しスピードをあげました。車線を替えたりしたのですが、それでも追いかけてきます。車の横に並走された際に、隣に乗っている知人が、「手を振っているけど、知り合いじゃないの?」と言います。私は、「清水に知り合いなんかいないし、車から降りろと手を振ってんじゃないの」と言いまた少しスピードを上げました。それでも追いかけてきます。気味が悪いと思っていたのですが、再び並走されたときに、スマホを窓から見せています。その運転手の顔を見たら、レストランのマスターです。すぐに路肩に停めると、追いかけてきたマスターが車から降りてきて「スマホ忘れてたよ」と渡してくれました。私が置き忘れたスマホをすぐに渡そうと思い車に乗り込みわざわざ追いかけてくれて届けてくれたのです。スマホを手にしたのは富士市に近い場所でしたが、お店があるのにもかかわらずスマホを届けてくれたことに感謝です。
あらためて、マスターにお礼に言いにレストランに行かなければと思っています。
清水三保の松原の入り口にある、隠れ家的なレストラン「天女の里」は料理も美味しいけど、マスターの人柄はとても良いです。(奥様も良いです)
私にとってはスマホを必死に車を追いかけて届けてくれた本当に良い人です。
「天女の里」に一度行って見てください。
あらためてですが、現在の清水区の一刻も早い水道も含めての復旧を願わずにはいられません。