森林財産委員会の管内視察をして想う事。

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富士市森林財産委員会が開催されました。本年、4月に江尾区の増田区長の急逝に伴い、議会での承認を経て、中里区の鈴木区長が委員となり、市長より委嘱状が交付されました。また、私も引き続き、旧須津山財産委員会の議員として、副委員長を拝命しています。
委員会終了後には、森林財産委員会の管内視察が行われました。管内視察箇所は主伐事業(2カ所)、間伐事業、愛鷹線舗装事業、災害復旧事業、木材センターの6カ所。

ひのきの家で食事後、雨の中ではありましたが、視察をして回りました。
主伐事業、間伐事業場所での説明では、委員会の際にも話がありましたが、ウッドショックによる木材不足が生じての木材価格の高騰により、事業収入が大幅に上がっており、各事業場所での予定収入が多い個所では2倍に上がっているとの事でした。素人考えでは、木材価格が高い時に主伐や間伐を多く行った方が良いのでは思いましたが、説明では、森林管理には木の成長は30年以上の時間を要し、植林を始め、計画的に行わなければいけなく、価格が高いからと言って、計画以上の主伐や間伐は行うことが出来ないとの話でありました。
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コロナ収束の兆しはあるものの、当分はウッドショックが続くと考えられ、国内での木の需要は必要とされます。主伐、間伐事業また木材センターでの現場での木材の価格の高騰を目の当たりにしてあらためて感じる事は、住宅を始め建築価格が大幅に上がり、今後、公共事業も含め建築について遅滞や延期、中止等が生じるのでは・・・・。
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実際、本年度内に行うと言っていた遊歩道の事業もウッドショックにより、年度内に終了できないとの説明もありました。

管内視察をしながら、木材事情を知る事だけでも、コロナ禍となり、さらに、戦争の影響もあって今年になり物価上昇が報道され始めていますが、様々な面で日常生活への大きな影響が強いられていることを感じます。
色々な想いを感じながら、基本は森を守るです。